| タイトル |
水田の高度水管理システムに利用できる安価な微小水位センサ |
| 担当機関 |
愛知県農業総合試験場 |
| 研究期間 |
1998~2000 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
大区画水田の高度水管理システムにおいては、田面湛水位を検出して制御するが、市販のTDR水分センサを微小水位センサとして利用したところ、±6mm以内の誤差で高精度に計測でき、取り扱い易く、安価(約5万円)である。
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| 背景・ねらい |
大区画水田の高度水管理システムにおいては、稚苗時の2~3cmから深水かん水時の20cm前後までの田面湛水位を検出して制御する必要があるが、電気的出力を持つ既存のセンサは高価(比較的安価な投げ込み式水圧センサで約20万円、精度は測定範囲3mで±0.3%の±9mm)なため、今後の実施場面での問題点となっている。最近、土壌水分計測用の安価(約5万円)なTDR水分センサが市販されているので、田面での微小水位センサとして利用できるかを検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- TDR式土壌水分計は、数GHz電磁波を発生させてロッドに送り込み、反射波形を分析することによって土壌水分を計測する。供試したCAMPBELL社のCS615水分センサは、電磁波発生器と波形分析器を内蔵しており、2.5 Vの矩形波の周波数信号を直接出力する。
- 供試市販センサは、本体にステンレス製の直径3.2 mm、長さ30cmの2本のロッドが接続されており、損耗部分がないので長期的に安定した計測が期待できる。
- 本センサの水位計測可能範囲と精度は、市販センサを溶接又は切断して60~10cmのロッド長で試験したところ、40~10cmでは水位の上昇と下降によるヒステリシスもなく計測できたが、45cm以上ではヒステリシスが生じて計測できなかった(図1)。また、ロッド長30cmのセンサにおける測定精度は、±6mm以内の誤差であった。
- 現場での田面湛水位の測定は、次の2通りを提案する(図2)。
①センサを保護管に入れ、30cmロッド長全体で直接水位を測定する。 ②ロッド長30cmの先端10cmを土壌に突き立て、ロッド上部20cmで田面湛水位を計測する。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 検定は、市販センサに個体差があるので、センサ毎に行う必要がある。
- センサの本体部分は電子回路を内蔵しているため遮光する。
- 水温の影響が若干あるので、精密な計測を必要とする場合は温度補正を行う(メーカーの検定式を参照)。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
水田
水管理
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