| タイトル |
水稲越冬直播栽培における播種法別の出芽状況と除草体系 |
| 担当機関 |
愛知県農業総合試験場 |
| 研究期間 |
1999~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
水稲越冬直播栽培における出芽状況は、条播栽培では、出芽が散播に比べて斉一である。このため、乾田期間の除草体系は水稲出芽前と出芽後1回処理の2回体系で除草効果は高い。一方、散播栽培では、出芽始期は条播に比べ早くなり、出芽揃い期までの期間が長いため、乾田期間の除草体系は、水稲出芽前処理と出芽後2回処理の3回体系が必要である。
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| 背景・ねらい |
尾張中北部地域では、水稲乾田直播栽培の歴史は古く、現在も地域は限られるものの定着した栽培法となっている。しかし、依然として乾田直播の短所である播種時期の降雨により播種作業が制約されやすい点は課題として残される。そこで、天候の影響を受けにくい不耕起での乾田直播技術、また、更なる作業分散のために時節を問わず、いつでも播種ができる栽培技術の確立を目標として、秋から初冬に播種する越冬直播栽培について、播種法別の出芽状況とそれに対応した除草体系を検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 条播栽培では、播種深度設定値である30mm近辺での出芽個体が多く、深度30±5mmの個体が約70%を占める。一方、散播栽培の出芽深度は、5~37mmまで幅広く分布する(図1)。
- 出芽深度10mmの出芽始期は、出芽深度30mmに比べ、2週間程度早い(図2)。このため、出芽深度の浅い個体も含まれる散播栽培では、出芽前の非選択性茎葉処理剤(グリホサート)の処理適期は、条播栽培に比べ早くなる。
- 乾田期間の除草体系は、条播栽培では、出芽前処理(グリホサート)と出芽後1回処理(シハロホップブチル・ベンタゾン液剤)の2回体系で除草効果は高い。一方、散播栽培では、出芽前除草剤処理時期が早くなるため、出芽後1回の茎葉処理(シハロホップブチル・ベンタゾン液剤)では残草量が多くなる。このため、シハロホップブチル乳剤処理を組み入れた3回体系が必要である(図3)。
- 水稲品種は、尾張の主要品種である「あいちのかおり」を用い、越冬直播の播種時期は11月下旬である。この時期以降の播種では、翌春の生存率が安定して高い(図4)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 播種法別作業工程は、条播栽培では、明きょ施工後、ドリルシーダにより条播する。散播栽培では、明きょ施工後、散播、その後、ハローにより表層砕土、攪拌(深さ50mm)を行う。
- 播種前に、種子にはチウラム・ベノミル水和剤1%(乾もみ重当たり)を種子粉衣する。
- 除草剤処理時期については、水稲及び雑草の生育ステージから考慮すれば実用化可能と考えられるが、水稲播種時期からの期間は長く、使用登録はない。
- 栽培技術の適応地域は、本県尾張沖積の砂壌土~壌土地帯とする。
- 出芽始期は、気象条件により変動するとみられ、除草剤処理については、出芽状況等を的確に把握しながら、適期散布に注意する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
病害虫
乾田直播
栽培技術
雑草
直播栽培
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水稲
播種
品種
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