| タイトル |
アスパラガスのハウス半促成長期どり栽培における立茎方法と収穫期間 |
| 担当機関 |
長野県野菜花き試験場 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
アスパラガスのハウス半促成長期どり栽培では、従来の「半促成+抑制」2季どり栽培に比べて、春どりを2~3週間早く打ち切り、一斉立茎を行うか、1週間に1本の割合で順次立茎し、立茎数を確保しながら無収穫期間をなるべく短くし、継続収穫を行うことで増収する。
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| 背景・ねらい |
長野県におけるアスパラガスの春から秋にわたって長期間収穫する作型では、従来、春どり打ち切り後40~50日間は収穫を休み立茎させ、その後、所定の茎数に整理して夏秋どりを始める「2季どり」の収穫体系をとり、収穫時期は「春どり」と「夏秋どり」に二分される。一方、広島県や佐賀県を中心とした西南暖地では、「春どり」と「夏秋どり」の収穫を連続して行う栽培法の収量が高いことが実証され、「長期どり」作型として導入されている。 そこで、寒冷地における長期どり栽培の立茎方法と収穫期間について検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- ハウス半促成長期どり栽培の立茎の具体的方法は以下のとおりとする(表1)。
- 一斉立茎:2季どり栽培より2~3週間早く春どりを打ち切る。茎数を株当たり5本程度確保した後、収穫を開始する。
- 順次立茎:2季どり栽培より2~3週間早く春どりを打ち切る。1週間に1本の割合で順次立茎し、茎数を株当たり5本程度確保しながら収穫を継続して行う。
- 慣行立茎(参考):2季どり栽培における立茎方法。春どり打ち切り後は株養成のために収穫を休み、夏秋どり再開時に茎数を株当たり5本程度に整理する。
- 一斉立茎と順次立茎は、「ウェルカム」、「グリーンタワー」とも慣行立茎に比べて全期間の収量が増える。一斉立茎の収量が最も多いが、一斉立茎と大きな差はない(表2)。
- 春どりの収量は、一斉立茎は慣行立茎と同程度だが、順次立茎はやや少ない。夏秋どりの収量は、一斉立茎、順次立茎ともに慣行立茎を上回る(表2)。
- 一斉立茎は、順次立茎と慣行立茎に比べて2L~L級の収穫茎の比率がやや低く、1茎重はやや軽く、株当たり本数は最も多い。順次立茎も、株当たり本数は慣行立茎に比べて多い(表3)。
- 一斉立茎または順次立茎で収穫し、その後株養成を図ると、乾燥茎重と地上部の生育指数が慣行立茎に比べて大きくなり、翌年の春どりが増収する(表4)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 立茎する若茎は生育良好な太めのM級程度のものを選定し、その他は全て収穫する。
- 立茎は鱗芽群の広がりを見ながら出来るだけ均等な配置になるように行う。
- 収穫の作業性向上と立茎を保護するため、誘引は早めに行い、フラワーネット等を利用する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
アスパラガス
乾燥
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