| タイトル |
酒造好適米水稲品種候補「ひたち錦」 |
| 担当機関 |
茨城県農業総合センター |
| 研究期間 |
2000~2000 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
水稲「ひたち錦」は関東地方の晩生の早にあたる酒造好適米で、耐倒伏性が強く、いもち病抵抗性が強で、縞葉枯病抵抗性をもつ。収量性は高く、大粒で心白の発生が多く、酒造適性が優れる。
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| 背景・ねらい |
茨城県で酒造好適米として栽培されている「美山錦」は倒伏しやすく病気に弱いため、栽培しやすく良質で酒造適性に優れた県独自の酒造好適米の育成を進めてきた。
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| 成果の内容・特徴 |
- 「ひたち錦」は、平成3年に「岐系89号」を母、「月の光」を父として交配し育成した酒造用系統である。
- 出穂期が「美山錦」より15日、「コシヒカリ」より6日遅く、成熟期が「美山錦」より13日、「コシヒカリ」より8日遅い関東地方の"晩生の早"にあたる。
- 立ち型の草姿をもち、稈長は「美山錦」より6cm、「山田錦」より31cm短い。また、稈は太く耐倒伏性は優れる。
- いもち病抵抗性は「美山錦」「山田錦」より明らかに強く、"強"である。紋枯病の発生は両品種より少なく、縞葉枯病には両親と同様に抵抗性を有する。また、穂発芽性は"難"である。
- 収量は「美山錦」「日本晴」と同等で「山田錦」よりも明らかに多く、酒米としては多収である。
- 玄米千粒重は「美山錦」より1.3g、「山田錦」より0.5g大きい。心白粒の発現率は両品種より高く、心白の大きさは小~中のものが多い。酒米としての玄米品質は「美山錦」「山田錦」より明らかに優れ"上の下"である。
- 酒造適性は、吸水性が「美山錦」より高く「山田錦」と同等であり、蒸米吸水率は両品種よりやや高い。直接還元糖、フォルモール窒素ともに「山田錦」並である。粗タンパク質含有率は「美山錦」よりも低く、「山田錦」並である。カリウム含量は「美山錦」より少なく、「山田錦」より多い。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 多肥栽培は、玄米中のタンパク質含量を高め酒米としての品質を劣化させるので避ける。
- 刈り遅れは玄米品質を低下させるので適期に刈り取る。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
いもち病
縞葉枯病
酒造好適米
水稲
抵抗性
品種
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