炭そ病抵抗性イチゴ品種「サンチーゴ」の栽培管理技術

タイトル 炭そ病抵抗性イチゴ品種「サンチーゴ」の栽培管理技術
担当機関 三重県科学技術振興センター
研究期間 1999~2000
研究担当者
発行年度 2000
要約 高温期にみられるランナーの先端が変色、枯死する症状は、親株への多かん水により発生率は減少する。苗の葉柄中の硝酸態窒素濃度は、ランナー切断後4週目においても高い状態が続き、花芽分化は「女峰」より5日程度遅れる。無機成分の吸収量は「女峰」より高く、基肥は慣行より減肥し、生育に応じて追肥で調整する。
背景・ねらい 農業技術センターでは、炭そ病抵抗性を持つ促成栽培用新品種「サンチーゴ」を開発し、平成11年3月に品種登録を出願した。現在、県下で普及しつつあるため、品種特性に応じた栽培管理技術を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 高温期の親株床でランナーの先端が黒褐色に変色、枯死する症状(仮称:先焼け症)がみられる。先焼け症の発生率は、親株への少かん水で増加し、多かん水により減少する(表1)。
  2. 根部形態については、細根の新鮮重は「サンチーゴ」と「女峰」には差がないが、主根は「サンチーゴ」が「女峰」よりも重い(表2)。
  3. ランナー切断後の苗の葉柄中の硝酸態窒素濃度は、4週目で「女峰」では低下するが、「サンチーゴ」では高い状態が続き(図1)、花芽分化は通常のポット育苗では、「女峰」よりも5日程度遅れる(表3)。
  4. 無機成分の吸収量は、「サンチーゴ」は「女峰」より全窒素が高い(表4)。P2O5、K2O、CaO、MgOについても同様の傾向を示す。また、定植後1ヶ月の生育は緩慢であるが、その後は生育が旺盛になる(図2)。そのため、施肥においては、基肥は慣行より減肥し、生育に応じて追肥で調整する。
成果の活用面・留意点
  1. 萎黄病には罹病性であるので、親株床は必ず土壌消毒をする。
  2. 空洞果の発生を抑えるため多肥を避ける。
  3. 花芽分化前に定植すると大幅に出蕾が遅れ、年内に収穫ができなくなるため、定植は必ず花芽分化確認後に行う。
図表1 216337-1.gif
図表2 216337-2.gif
図表3 216337-3.gif
図表4 216337-4.gif
図表5 216337-5.gif
図表6 216337-6.gif
カテゴリ 萎黄病 育苗 いちご 栽培技術 新品種 施肥 抵抗性 土壌消毒 品種

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