催芽時の糖類水溶液処理によるイネ褐条病発病抑制効果

タイトル 催芽時の糖類水溶液処理によるイネ褐条病発病抑制効果
担当機関 富山農技セ
研究期間 1999~2002
研究担当者 岩田忠康
守川俊幸
梅沢順子
発行年度 2001
要約 細菌性苗立枯症である褐条病の発病をグルコース、ガラクトースおよびスクロース液中で催芽することで抑制できる。
キーワード 褐条病、糖類、催芽時処理
背景・ねらい 環境保全型農業が推進される中で化学農薬を使用しない病害防除が注目されている。また有効な化学農薬に対する耐性菌の発達も大きな問題となっている。そこで糖液処理によるイネ褐条病の発病抑制効果を検討する。
成果の内容・特徴
  1. グルコース(Glucose)、ガラクトース(Galactose)およびスクロース(Sucrose)液中にて催芽処理することでイネ育苗期に発生する褐条病の発病が抑制される。(表1)(図1)。
  2. 効果のある糖液濃度は5%以上である(図2)。
  3. 種子を糖液中にて催芽処理したのち、イネ褐条病菌を接種しても発病抑制効果が認められる(図3)。
  4. もみ枯細菌病には発病抑制効果が認められない(図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 糖液中にて催芽処理することによってイネの生育が旺盛になる。
  2. 糖液中による催芽処理で液中に雑菌の発生は認められない。
図表1 216739-1.gif
図表2 216739-2.gif
図表3 216739-3.gif
図表4 216739-4.gif
図表5 216739-5.gif
カテゴリ 病害虫 育苗 耐性菌 農薬 防除 もみ枯細菌病

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