| タイトル | チップ化したモモせん定枝の施用がモモの生育に及ぼす影響 |
|---|---|
| 担当機関 | 愛知農総試 |
| 研究期間 | 2000~2002 |
| 研究担当者 |
上林義幸 高瀬輔久 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | モモのせん定枝をチップにし、樹冠下に表面施用したところ、10aあたりのせん定枝発生量に相当する127kgの施用では、樹体の生育や果実品質に影響はなく、生育障害はみられない。10aあたり1,270kgの施用では生育が劣る傾向がある。 |
| キーワード | モモ、せん定枝、チップ、生育障害 |
| 背景・ねらい | せん定枝の焼却処分が困難になり、適正な処分が求められている。簡便な処分方法として、生のままチップ化して園内に還元する方法が考えられる。しかし忌地現象の起きやすいモモでは、樹体の一部を園内へ還元することで、生育障害が起きることが心配される。そこでチップ化した生のモモせん定枝を施用した場合の、モモの生育への影響を検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 2001年の新梢の伸長は、1樹のせん定枝量の10倍に相当する10倍量施用区(10aあたり換算1,270kg施用)では無処理区より劣り、3年間とおして他の区より劣る傾向がある(表1)。 2. 果実品質には、チップ施用量の異なる区間で有意差はないが、10倍量施用区では糖度が高く平均果重が小さく、推定収量が少ない傾向がある(表2)。 3. チップ施用区の土壌中の窒素、炭素含有率は無処理区より高く、土のC/N比は10倍量施用区で高い傾向がある。葉中の窒素含有率は10倍量施用区で無処理区より低い傾向があり、窒素飢餓が起きている可能性がある(表3)。 以上のことから、園内で発生した量のせん定枝を生のままチップ化して還元しても、モモの生育に影響はない。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 園内で発生した量の5倍に相当する10aあたり635kgの施用量までは、生育への影響はないが、これをこえる施用量では窒素飢餓が生じ、生育に影響を及ぼす可能性がある。 2. 紋羽病発生への影響が心配されるため、既発生園や排水不良等紋羽病の発生しやすい条件下では施用しない。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | もも |
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