| タイトル | 積算温度を指標とした早晩生水稲の成熟期予測法 |
|---|---|
| 担当機関 | 岐阜農技研 |
| 研究期間 | 2001~2001 |
| 研究担当者 |
山本好文 野口裕史 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 岐阜県平坦地における水稲主要品種の成熟期を、日平均気温から求める積算温度により推定できる予測式を作成した。作成した予測式は、早生から晩生にわたる品種に共通して使用できる。 |
| キーワード | 水稲、成熟期、発育速度 |
| 背景・ねらい | 水稲の出穂から成熟までに要する日数は、作期や出穂後の気象条件によって大きく異なり、特に「ハツシモ」では作期の違い等により、出穂から成熟までに要する日数が、高温時では30日強、低温時には60日に及ぶなど大きく異なる。そこで、日平均気温を用いて成熟までに要する期間を簡易に表現出来る方法として発育速度に着目して、予測式を作成しようとした。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 検討したDVR(発育速度)は、次のとおりである。 DVI = ΣDVR 出穂期のDVI(発育指数)を0とし、出穂日以降日々の日平均気温のDVRを積算しDVIが1を越えた日を成熟期とする。 DVR = 1/a・T・・・・・・・ 1式 DVR = 1/a・(T-b)・・・・・・・・ 2式 if (T-b)≦0 DVR=0 DVR = [1-exp{-a・(T-b)}]/c ・・・・・・・・ 3式 if (T-b)≦0 DVR=0 DVR = a/[1+exp{-b・(T-c)}] ・・・・・・・・ 4式 T:日平均気温 a,b,c:パラメータ 2. 単純な積算温度と同じである1式に比べ、有効積算温度と同じである2式の方が予測精度は高い。一方、低温時の登熟を無視し、高温時登熟の停滞を考慮した3式、及び低・高温時登熟の停滞を考慮した4式としても、予測精度の向上には結びつかない(表1、図1)。 3. 2式は、パラメータaを780、同bを5と単純化でき、供試した早生の「ひとめぼれ」と「コシヒカリ」、中生の「あさひの夢」、晩生の「ハツシモ」に共通して用いることができる(表1、図2)。 4. ここで得られるDVI(発育指数)は帯緑籾割合との関連が強く、登熟後半から成熟期過ぎまでのステージを表現する指標として利用出来る(図3)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 成熟期の確定は、帯緑籾割合の実測による。 2. 予測式作成に用いた出穂・成熟期は1986年以降の奨励品種決定調査等所内データで、出穂期は出穂可能全茎の40%以上が出穂した日、成熟期は帯緑籾割合が10%以下になった日として、達観により調査したものである。気温は近傍のアメダス観測点岐阜の観測値を用いた。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 水稲 品種 |
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