| タイトル | 重粘土転換畑におけるネギのフィルム被覆栽培法 |
|---|---|
| 担当機関 | 新潟農総研 |
| 研究期間 | 1997~2001 |
| 研究担当者 |
前田浩 羽田野一栄 井浦悟 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 根深ネギの重粘土転換畑栽培において、フィルム軟白資材を葉鞘径が16~18mmに達してから作型に適した期間(3~6週間)被覆することで、従来より少ない土寄せで30cm以上の軟白長が安定して確保される。 |
| キーワード | 根深ネギ、転換畑栽培、フィルム軟白資材 |
| 背景・ねらい | 重粘土転換畑は耕土が浅く砕土率が低い場合が多いため、根深ネギ栽培はA品規格の軟白長を満たすための土寄せが困難となっている。そこで、転換畑における根深ネギの品質と収量の安定化を図るため、軟白資材を利用した露地栽培方法を確立する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. フィルム軟白の方法 (1) 使用する資材:軟白資材は、連用性(耐性)があり、軽くて設置しやすい資材(軟白葱専用白銀色マルチ等)を用いる。軟白資材は、マイカー線と直管パイプを用いて固定する。 (2) 畝幅:土寄せ量が慣行より少ないため、80cm程度にする。 (3) 軟白資材の固定方法と被覆開始時期:直管パイプは、風やネギ自重による倒伏、曲が りを抑えるため、2m間隔で畝の中央に打ち込む。マイカー線は、草丈が60cm以上に達したら、A品規格に必要な軟白長より5cm高い位置に巻きつける。ネギの支え、日射を遮る点から、隙間は20cm以内にする(図1)。 葉鞘径(軟白中央部の太さ)は、平均16~18mmに達したら軟白資材をマイカー線にかけ、被覆を開始する。 2. 育苗と定植、土寄せ法 (1) 播種はチェーンポットCP303に1穴当たり2粒まきにする。3粒まきと比較し生育の バラツキが少なく、商品収量は同程度確保される(図2)。 (2) 定植は、慣行と同様に溝切り後に行う。土寄せは、生育初期~中期までは慣行法と同様に生育程度にしたがって15cm程度まで行う。 3. フィルム栽培時の生育の特徴 (1) フィルム被覆後の生育は、分岐長が軟白資材の被覆する高さを越えるまで縦方向への生育が早い。一方、葉鞘径は初期にやや細くなり、その後微かずつ増加に転ずるが、被覆開始時とほぼ同程度の太さに留まる(図3)。 (2) 軟白長の長さがA品規格に達し、えりのつまり(=分岐長-第3葉鞘長)が25mm以内になったら収穫する。被覆後から収穫適期までの日数は、作型によって異なり、気温が低下するにしたがって長くなる(表1)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 強風対策として、マイカー線を固定する直管パイプの設置間隔は2m以上広くせず、マイカー線のたるみを防ぐ。強風によりマイカー線がたるんだ場合は、速やかに直す。 2. 10月以降の収穫では調整時に葉が折れやすいため、ほ場で予め葉を切って収穫する。 3. 本栽培法は、通路が硬化しやすく、土寄せ、収穫などの作業性が向上する。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 育苗 栽培技術 ねぎ 播種 |
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