半促成トマトにおける大型花痕、チャック果の発生防止対策

タイトル 半促成トマトにおける大型花痕、チャック果の発生防止対策
担当機関 富山農技セ
研究期間 2000~2002
研究担当者 藤井均
石丸明恵
牧野徹
金森松夫
発行年度 2002
要約 半促成トマトで発生する大型花痕、チャック果は1、2段果房では育苗期の気温低下、多窒素で発生が増加する。3~5段果房では基肥の多施肥によって発生が増加する。
キーワード 半促成トマト、花痕、チャック果
背景・ねらい 富山県内の半促成トマトの主要産地では大型花痕、チャック果といった障害果の発生が問題となっており、発生すると秀品率が低下し商品化率の減少につながる。そこでこれら障害果の発生原因を明らかにし、発生防止対策の参考とする。
成果の内容・特徴 1.
1、2段果房の大型花痕(直径5mm以上の花痕)、チャック果の発生は育苗期の夜温低下、多施肥管理で増加する。従って、接ぎ木活着後から定植までの夜温設定は13℃以上、育苗床土の基肥窒素施用量は緩効性肥料を用いた場合0.12g/l程度にする必要がある(表1、表2)。
2.
3、4、5段果房の大型花痕、チャック果の発生は基肥の多施肥で増加する。また、基肥窒素量15kg/10a区は20kg/10a区と比較すると正常果収量が多いので基肥窒素量は15kg/10a程度にする必要がある(表3、表4)。
3.
子室数と大型花痕発生率とは関係が認められ、子室数が多いほど大型花痕発生率は高くなる。また、施肥量は子室数に影響し、施肥量が多いと8室以上の割合が増加するため、大型花痕発生率が高くなる(図1、図2)。
成果の活用面・留意点 1.
トマト障害果発生原因の参考として活用できる。
2.
本成果に供試した品種は「桃太郎J」であり、各障害果の発生率には品種間差があるので注意が必要である。
3.
施肥量は、品種、土壌条件により増減が必要となる場合がある。
図表1 217150-1.gif
図表2 217150-2.gif
図表3 217150-3.gif
図表4 217150-4.gif
図表5 217150-5.gif
カテゴリ 肥料 育苗 栽培技術 障害果 施肥 接ぎ木 トマト 品種

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