| タイトル |
粉砕もみがらを利用したキュウリの良質セル接ぎ木苗生産技術 |
| 担当機関 |
埼玉県園芸試験場 |
| 研究期間 |
1998~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
キュウリのセルトレイを利用した接ぎ木苗生産には、24穴セルトレイを使用し、カントリーエレベーター等で容易に入手できる粉砕もみがらを利用した粉砕もみがら混合育苗用土を時期別に適正な割合で混合し、液肥による肥培管理を行うことで、良質でポット苗並の生産力をもつ接ぎ木苗を生産することができる。これにより、用土の軽量化とコスト削減も可能となる。
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| 背景・ねらい |
施設キュウリの生産においては、生産者の高齢化や労働力不足等を背景に、購入苗の利用増加に対応した苗生産の分業化などの省力・軽作業化技術の開発が求められている。そこで、短期どり栽培において、良質で直接定植できる接ぎ木苗を省力・低コストで生産する技術を確立するため、セルトレイを用いてカントリーエレベーター等で容易に入手できる粉砕もみがらを活用した、粉砕もみがら混合育苗用土の利用を図ろうとした。
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| 成果の内容・特徴 |
- キュウリの接ぎ木苗生産に対し24穴、38穴、55穴のセルトレイの中では、24穴セル苗が最もコンパクトになり、ポット苗に近い上物収量が得られる(表1)。
- 粉砕もみがらと市販培養土の混合割合(容積比)は、4月播種では1:2、8月播種では2:1や1:1、12月播種では3:1や2:1が適当で、市販調整培養土並みの初期生育や収量が得られる良質苗を育成できる(表2)。
- 粉砕もみがら混合用土を使用した場合の肥培管理は、接ぎ木活着後に液肥(尿素複合液肥2号:10-4-8)の200倍~300倍液を1トレイ当たり1リットル施用(窒素成分でセルトレイ1穴当たり13~21mgに相当)すると生産力の高い良質苗を生産できる(表3)。
- 粉砕もみがら混合育苗用土の重量は市販培養土単用に比べ1:2で19%、2:1では49%軽量化でき、育苗用土のコストも30~65%削減できることから、セルトレイと粉砕もみがら混合用土利用により接ぎ木苗生産の省力・低コスト化が期待される(表4)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 市販培養土はピートポットFを用いた。製品により保水性や肥料成分等を考慮して混入割合を調製する必要がある。
- 粉砕もみがら混合用土は撥水性が強く乾燥しやすいので、灌水は十分に行う。
- 肥培管理として、100倍液程度の高濃度の液肥を施用すると濃度障害が発生する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
肥料
育苗
乾燥
きゅうり
コスト
栽培技術
接ぎ木
低コスト
播種
肥培管理
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