小ギク栽培における肥効調節型肥料の基肥条施肥による減肥栽培

タイトル 小ギク栽培における肥効調節型肥料の基肥条施肥による減肥栽培
担当機関 福井園試
研究期間 2000~2002
研究担当者 下野和彦
数馬俊晴
岩本裕佳
発行年度 2002
要約 7、8月咲き小ギク露地栽培において、肥効調節型肥料を株下20cmの深さに条施肥することにより、慣行の窒素成分で10アール当たり30.2kgに対して25~50%の減量を行っても高品質の切り花生産が可能である。
キーワード 小ギク、肥効調節型肥料、条施肥、減肥栽培
背景・ねらい 7、8月咲き小ギク露地栽培では、他の作物に比べて比較的多肥栽培が行われているのが現状である。そこで、肥効調節型肥料を条施肥し、施肥量の減少を図りつつ、高品質の切り花生産が可能な低コストで環境にやさしい栽培技術を確立する。
成果の内容・特徴 1.
施肥方法は、切り花品質が慣行の全層混和施肥と同等であったキク株下20cmへの条施肥がよい(表1、図1)。
2.
10アール当たり窒素施肥量10.1kgでは、どの施肥方法を行っても調整重が減少するなど切り花品質が慣行施肥より低下するため、窒素施肥量は、切り花品質が慣行施肥と同程度の10アール当たり15kg程度を下限とする(表1)。
3.
キク株下20cmへの条施肥による削減可能な窒素施肥量は、50%であり、切り花品質の年次間差は認められない(表2)。
4.
以上の結果から、7、8月咲き小ギク露地栽培において、肥効調節型肥料を株下20cmの深さに条施肥することにより、慣行施肥量に対して25~50%の減肥が可能である。
成果の活用面・留意点 1.
供試品種は、「夕霧」であるが、7、8月咲き小ギク品種「舞人」においても、慣行の窒素成分で10アール当たり30.2kgに対して25~50%の減肥が可能である。
2.
肥効調節型肥料は、溶出タイプの異なる70日タイプと100日タイプの被覆肥料を1:2の割合で混合したものを施用する。
3.
今回用いた肥効調節型肥料は、熱崩壊性の被覆肥料であるため、畝立て後、黒マルチで被覆する。
図表1 217153-1.gif
図表2 217153-2.gif
図表3 217153-3.gif
カテゴリ 肥料 きく 栽培技術 施肥 低コスト 品種

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