早生で食味に優れたモモ新品種「夢しずく」

タイトル 早生で食味に優れたモモ新品種「夢しずく」
担当機関 山梨果試
研究期間 1988~2003
研究担当者 雨宮秀仁
遠藤 久
菊島昭子鶴田富雄
窪田友幸
佐藤俊彦
手塚誉裕
猪股雅人
富田 晃
片岡(山内)一恵
櫻井健雄
発行年度 2003
要約 モモ新品種「夢しずく」は、「ちよひめ」に「八幡白鳳」を交雑し育成した早生品種で、成熟期が「日川白鳳」と「白鳳」の中間である。大玉で糖度が高く、着色も良い。
キーワード モモ、新品種、夢しずく、早生品種
背景・ねらい 山梨県では、「白鳳」の前に収穫できる食味、栽培性に優れた品種開発への要望が強い。このことから、大玉で品質の優れた早生品種の育成を図る。
成果の内容・特徴 1.
「夢しずく」は1990年に極早生種で食味、着色の優れた「ちよひめ」に7月中旬に収穫される「八幡白鳳」を交雑して得られた実生から育成した品種である。早生品種で食味が優れていることから、2001年11月、品種登録の申請を行った。現在登録申請中である。
2.
樹勢は中程度で、花芽の着生は多いが花粉は無い。開花期は「白鳳」より2~3日早い。(表1)。
3.
育成地(山梨県山梨市:標高440m)における収穫時期は7月上中旬で、「日川白鳳」より一週間程度遅く、「白鳳」より10日ほど早い早生品種である(表1)。
4.
果実重の平均は300g程度となり、早生品種としては大玉で、玉揃いは良い。果形は扁円形で、着色も比較的容易である(表1、図1)。
5.
糖度は平均14(Brix)程度と高く、肉質が密で果汁も多く食味に優れる。果肉は白色で、少し紅色素が入る。核割れの発生は少ない。また、年により渋味を感じる(表1)。
6.
無袋栽培では、果点や微裂果が発生する(表1)。
成果の活用面・留意点 1.
「日川白鳳」と「白鳳」の間に成熟期となり、大玉で食味に優れた早生品種として有望である。
2.
人工受粉による結実確保が必要となる。
3.
有袋栽培を基本とする。
図表1 217292-1.gif
カテゴリ 受粉 新品種 品種 品種開発 もも 良食味

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