| タイトル | コンダクションチューブ冷却による秋切りトルコギキョウの品質向上技術 |
|---|---|
| 担当機関 | 岐阜県農技研 |
| 研究期間 | 2001~2002 |
| 研究担当者 |
宇次原 清尚 三輪 俊貴 |
| 発行年度 | 2003 |
| 要約 | 夏期定植のトルコギキョウに、定植直後から短日処理を40日間行い、コンダクションチューブによる冷却処理を併用することにより、秋切り栽培の品質が向上する。 |
| キーワード | トルコギキョウ、コンダクションチューブ、冷却処理、短日処理、品質向上 |
| 背景・ねらい | 夏期の高温長日期にトルコギキョウを定植し、品質向上のため短日処理を行うと、トンネル内が高温になるため、多くの品種がロゼット化する。この防止には、短日処理期間中の栽培温度の降温が必要となるが、現状ではあまり有効な手段がない。今回、熱交換性に優れるコンダクションチューブ(以下Cチューブと略)を用いて短日処理期間に冷却処理を行い、ロゼット化回避と切り花品質の向上について検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. Cチューブは、熱交換性に優れる二重構造をしたパイプで、内側の管に冷水を通し全体を冷却させることでCチューブ周辺の温度を下げる。Cチューブは下半分が地中に、上半分が地表に出るようにして、畝の中央に1本設置する。定植直後から40日間、昼夜10℃の冷水を1分あたり3リットル流し、併せて午後5時から午前8時まで短日処理を行う(図1)。 2. Cチューブ冷却短日処理は、日中の降温効果は認められないが、短日処理中のトンネル内降温効果が高く、短日処理中の気温は無処理区より2.4℃、短日区(Cチューブなし)より5℃低下する(図2)。 3. Cチューブ冷却短日処理の平均地温は23.2℃で、短日区に比べ8.3℃低く、地温の降 温効果は高い(図2)。 4. Cチューブ冷却短日処理は、ロゼット性が強い品種に対して、特にロゼット化回避の 効果が高く、切り花品質も著しく向上させる。また、ロゼット性が弱い品種では、ロゼット化に変化は見られないが、切り花品質を向上させる。(表1、表2)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 短日処理はホワイトシルバー等の遮熱性に優れる資材を用いるとともに、トンネルの高さをできるだけ低く(20cm程度)して短日処理トンネル内空気の効果的な冷却を図る。 2. 適応品種と生産コストの検討が必要である。 3. Cチューブは長さ6mで、1本約20,000円である。主に暖房用に使われているが、本試験で示したように冷房用としても使用できる。 |
| カテゴリ | コスト 栽培技術 トルコギキョウ 品種 |
| トルコギキョウの初秋出し栽培における長日処理による切り花品質向上 |
| トルコギキョウの摘蕾による品質向上 |
| 種子低温処理したトルコギキョウ苗の定植時期 |