| タイトル | 有機資材由来のガス成分はホウレンソウの初期生育を促進する |
|---|---|
| 担当機関 | 埼玉農総研 |
| 研究期間 | 2004~2005 |
| 研究担当者 |
鎌田 淳 日高 伸 |
| 発行年度 | 2005 |
| 要約 | 有機資材から発生するガス成分量と根の生長を簡易に検定できるカップを考案した。牛糞、魚粕及び鶏糞からはエチレンが発生し、ホウレンソウの地下部及び地上部の初期生育は促進される。 |
| キーワード | 有機資材、エチレン、ホウレンソウ、発根促進、L-メチオニン |
| 背景・ねらい | 有機農産物に対する関心の高まりから、有機資材が農作物の生育に与える影響に注目が集まっている。発根に関与する有機資材由来のガス成分の中でも、植物ホルモンのエチレンに着目し、ホウレンソウの初期生育に対する促進効果を明らかにする。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 有機資材から発生するエチレン等の生理活性ガスが作物の初期生育に及ぼす影響を明らかにするために、培土と有機資材を入れる容器を重ねた栽培カップを考案した。栽培カップの上段は、土壌とバーミキュライトを3:7に混合し、ガスの通気性を確保した。下段は有機資材を入れてガスを発生させる(図1)。 2. L-メチオニン添加土壌及び各有機資材(牛糞、魚粕、鶏糞)からはエチレンが発生し、その濃度は対照区に比べて3日目以降明らかに増加する(図2,3)。 3. L-メチオニン添加土壌及び有機資材から発生するガス成分は、ホウレンソウの地上部及び地下部(主根長以外)の初期生育を促進し、乾物重を増加させる(表1)。 4. 栽培中に資材から発生するガスを採取・測定できる本栽培カップの利用により、資材由来のガスと発根の関係を簡易に検定できる。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 考案した栽培カップは有機資材から発生する生理活性ガスと根の生長の検定に活用できる。 2. 資材から発生するエチレン生成量は7日から10日間で傾向が認められる。 3. 有機資材由来の生理活性ガスと根の生長について、エチレン以外のガス成分や各資材の施用量とガス濃度の関係などについても検討する必要がある。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 有機農産物 鶏 ほうれんそう |
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