繊維分解酵素の飼料添加が豚の発育と消化率に及ぼす影響

タイトル 繊維分解酵素の飼料添加が豚の発育と消化率に及ぼす影響
担当機関 新潟畜産研
研究期間 2003~2005
研究担当者 佐野晃
高橋朋子
田村祐一
森山則男
三輪岳宏(明治製菓)
坂下満明(明治製菓)
西沢耕治(明治製菓)
楠原征治(新潟大)
発行年度 2006
要約 肥育前期配合飼料(体重30~70kg)に繊維分解酵素を添加すると、発育と飼料効率が高まる。ふん量は7.4%減少する傾向がある。
背景・ねらい 養豚は飼養頭数の多頭化が進み、一戸当たりのふん排せつ量が増加している。また、豚のふんはリンや亜鉛、銅等の濃度が高く、環境負荷の問題だけでなく、耕種農家が豚ぷん堆肥を利用する上での阻害要件となっている。そこで、飼料の利用効率を改善するために繊維分解酵素(M社製セルラーゼ1kg中2,800,000繊維糖化力単位)を肥育前期配合飼料に添加し、発育及び消化率について検討する。

成果の内容・特徴 1.
繊維分解酵素を飼料に0.03%上乗せ添加し、雄去勢豚(各試験区4頭ずつ配置)の体重30~70kgまでの間給与すると、日増体量に増加の傾向が見られ、飼料効率も高まる傾向が見られる(表1)。
2.
上記飼料を、体重約60kgの雄去勢豚(各試験区8頭ずつ配置)に体重の4.3%風乾量を給与すると、ふん中の粗蛋白質や粗繊維の消化率に有意な差はないが高い値を示し、乾物消化率が高まる傾向が見られる(表2)。このことにより、ふん量は乾物当たり7.4%減少する傾向を示す。また、ミネラル消化率に有意な差はない(表2)。

成果の活用面・留意点 1.
ふん量が減少する傾向があるため、堆肥化処理の労力軽減が期待される。
2.
本試験では、トウモロコシ62.5%、マイロ15.0%、大豆粕9%、フスマ5%、ナタネ粕3%、他5.5%の肥育前期配合飼料を用いており、配合割合によって効果に差が生じる可能性がある。

図表1 218286-1.gif
図表2 218286-2.gif
カテゴリ 飼料効率 大豆粕 とうもろこし なたね

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