茨城県におけるボスカリド耐性キュウリ褐斑病菌の発生

タイトル 茨城県におけるボスカリド耐性キュウリ褐斑病菌の発生
担当機関 茨城農総セ園研
研究期間 2005~2007
研究担当者 宮本拓也
小堀智史
小河原孝司
冨田恭範
発行年度 2007
要約 茨城県では、ボスカリドに耐性のキュウリ褐斑病菌の発生が認められる。ボスカリドの感受性菌に対する最小生育阻止濃度(MIC)は7.5μg/mlであるが、耐性菌に対するMICは30μg/mlである。
キーワード キュウリ、褐斑病、ボスカリド、耐性菌、感受性検定
背景・ねらい キュウリ褐斑病は病勢進展が早く、その防除には頻繁な薬剤施用が求められる。また、有効な防除薬剤が少ないことから、茨城県のキュウリ生産に深刻な被害をもたらしている。近年、農薬登録されたボスカリド水和剤は、本病に対して高い防除効果を示す。しかし、これまでに卓効な薬剤に対して耐性の褐斑病菌が発生しており、ボスカリドに対する感受性の動向にも十分に注意を払う必要がある。そこで本研究では、茨城県で栽培されているキュウリから分離した褐斑病菌のボスカリドに対する感受性を検定する。

成果の内容・特徴 1.
ボスカリド水和剤が上市(平成17年1月27日)されて以降に、水戸市、筑西市およびかすみがうら市から分離したキュウリ褐斑病菌の中、一部の筑西市分離株はボスカリド耐性を示す(表1)。
2.
ボスカリド耐性株は、本剤の上市以降に分離されている(表2)
3.
ボスカリド感受性株のMICは7.5μg/ml、耐性株のMICは30μg/mlである(表1および2)。
4.
ボスカリド耐性株を接種したキュウリ苗では、本剤の発病抑制効果が低下する(表3)。

成果の活用面・留意点 1.
感受性検定法としてYBA寒天培地による菌糸伸長阻止法を用い、ボスカリドとして原体(有効成分97.4%)を用いている。
2.
ボスカリド水和剤散布時には、その都度、褐斑病に対する防除効果を観察し、明らかに効果が低下した場合には本剤の使用を避け、フルジオキソニル水和剤やマンゼブ水和剤等を使用する。
3.
上市から短期間で耐性菌が発生しているため、本剤の使用回数は1作1回が望ましい。

図表1 218712-1.gif
図表2 218712-2.gif
図表3 218712-3.gif
カテゴリ 病害虫 きゅうり 耐性菌 農薬 防除 薬剤

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