| タイトル | 紙マルチを利用した夏季ホウレンソウ生産の安定化 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)農業技術研究機構 近畿中国四国農業研究センター |
| 研究期間 | 1999~2001 |
| 研究担当者 |
亀井雅浩 熊倉裕史 田中和夫 土屋史紀 尾島一史 |
| 発行年度 | 2001 |
| 要約 | 夏季ホウレンソウに有孔紙マルチを利用すると生産が安定する。紙マルチにより、収穫までの期間が短縮されるとともに、生育の揃い及び収量が優れる。また、紙マルチは収穫後に回収し、2作利用できる。 |
| キーワード | 有孔紙、紙マルチ、ホウレンソウ、2作利用 |
| 背景・ねらい | 夏季高温期のホウレンソウ直播栽培に利用できるマルチとして、有孔紙マルチを開発した。この技術を核に、ホウレンソウ産地の夏季生産の安定化を図るため、実証試験を踏まえ、生産現場に導入可能な紙マルチ利用の総合技術を確立する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 再生紙を原料とし、収縮防止のためのエンボス加工した紙マルチを使用する。孔間隔 は6cmで、孔の形状を3×6cmの丸長方形とした有孔紙マルチを播種後に敷設する。この有孔紙マルチは任意の播種間隔に対応できる。播種の条間をマルチ孔の6cm内の 幅に合わせる。 2. 夏季高温期のホウレンソウ栽培で有孔紙マルチを利用すると、生育が顕著に促進され、収穫までの期間が短縮される。また、生育の揃いが向上し、収量も増加する(図1、図2)。 3. 夏季のホウレンソウ栽培では、播種から収穫終了までが約1ヵ月と短いため、資材コストの面から紙マルチを反復利用することが望ましい。紙マルチの固定を従来の土寄せの方法から、紙マルチの上から細いポールと紐で押さえる方法にすることで、収穫後に回収し、再利用できる。2作目でも紙マルチ自体の縮みや歪みがなく、強度も十分であり、新しい紙マルチと同様に扱える(図3)。 4. 地温上昇抑制をはじめとする紙マルチの高温ストレス軽減効果は、2作利用でも1作目と同様に得られる。(図4)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 有孔紙マルチは、ホウレンソウだけでなく直播栽培を行う野菜に利用できる。 2. 有孔紙マルチは、本成果を踏まえて、すでに市販されている。 3. 雨よけハウス栽培を対象としている。 4. 利用技術マニュアルを作成する。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 加工 コスト 直播栽培 播種 ほうれんそう |
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