中生の水稲新品種「媛育50号」

タイトル 中生の水稲新品種「媛育50号」
担当機関 愛媛県農業試験場
研究期間 1989~2001
研究担当者 兼頭明宏
秋山勉
神坂英直
池内浩樹
発行年度 2001
要約 水稲「媛育50号」は出穂期、成熟期とも「ヒノヒカリ」並みの中生の良質、良食味品種である。短稈で耐倒伏性はやや強く、登熟は良好で収量は「ヒノヒカリ」並みである。愛媛県で奨励品種に採用する。
キーワード 育種、水稲、中生、媛育50号、良質、良食味、奨励品種
背景・ねらい 米の需給緩和や産地間競争が激化する中、より消費者ニーズに合致した品種が求められている。このため愛媛県の普通期栽培に適した中晩生の良質、良食味品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 「媛育50号」は1989年に愛媛県農業試験場で西海181号を母とし、ヒノヒカリを父として交配した後代から育成した品種である。
  2. 出穂期、成熟期とも「ヒノヒカリ」並みの中生である(表1)。
  3. 稈長は「ヒノヒカリ」より5cm程度短く、穂長は同程度である。穂数は同程度で、草型は“偏穂数型”に属する。登熟期の止葉は立ち、草姿は良好である(表1)。
  4. 稈の太さは“中”で、稈質は“やや剛”、耐倒伏性はヒノヒカリより強い(表1)。
  5. 葉いもちの圃場抵抗性は“やや弱”、白葉枯病抵抗性は“中”である。穂発芽性は“難”である(表1)。
  6. 収量は「ヒノヒカリ」並みである(表1、表2)。
  7. 玄米の千粒重は「ヒノヒカリ」よりやや重い。外観品質は心白、乳白粒が「ヒノヒカリ」より少なく、極良質である(表1、表2)。
  8. 食味は「ヒノヒカリ」並みの極良食味である。炊飯米は光沢があり、粘りが強い(表3)。

成果の活用面・留意点
  1. 愛媛県の普通期栽培地帯に適応する。
  2. 葉いもち病にはやや弱なので、多肥栽培は避けるとともに、適期防除に留意する。

図表1 219066-1.jpg
図表2 219066-2.jpg
図表3 219066-3.jpg
カテゴリ 病害虫 育種 いもち病 新品種 水稲 抵抗性 品種 防除 良食味

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