トマトの半促成栽培における葉先枯れ症対策【岡山県農総セ】

タイトル トマトの半促成栽培における葉先枯れ症対策【岡山県農総セ】
担当機関 岡山農総セ農試
研究期間 1999~2000
研究担当者 岡修一
森次真一
大家理哉
発行年度 2001
要約 2月に定植するトマト無加温半促成栽培で発生する葉先枯れ症を軽減するには、定植前から3月下旬まで株元を透明ポリマルチで被覆し、地温を上昇させることが効果的である。
キーワード トマト、葉先枯れ症
背景・ねらい 2月に定植するトマト無加温半促成栽培では、葉先枯れ症が3月以降発生しやすく、果実肥大等に悪影響を及ぼしている。そこで、葉先枯れ症の発生要因について検討し、効果的な対策を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 葉先枯れ症の発生は、1段果房肥大期に3~4段果房間の葉に発生し始め、8段果房までの葉に発生した。特に、3~6段果房間の葉に発生が多かった。
  2. 葉先枯れ症が発生したトマトの葉中無機成分を分析したところ、カリウム含有率が低かった(表1)。
  3. 各種処理を行った結果、葉先枯れ症の発生程度は、慣行区>ピートモス施用区(500 L/a)>ケイ酸カリ基肥施用区(K2O:2.0kg/a)>硫酸カリ追肥区(3月3日から5月9日まで、K2O:0.5kg/a×10回、合計K2O:5.0kg/a)≒透明ポリマルチ被覆であった(図2)。
  4. 透明ポリマルチ被覆した結果、2月下旬から3月中旬までの平均地温は、無処理区に比べて約1.5℃上昇した(データ省略)。
  5. 各種処理後の土壌を分析した結果、全処理区とも土壌中のカリウム含量は基準値以上であり、硫酸カリ追肥を行った場合は過剰になる恐れがある(表2)。
  6. 以上のことから、葉先枯れ症を減少させるには透明ポリマルチ被覆(定植5日前から3月下旬まで)が良い。
成果の活用面・留意点
  1. 定植前に土壌分析をする。
  2. 高温期(3月下旬以降)には、透明ポリマルチ被覆は取り外す必要がある。
  3. 透明ポリマルチ被覆処理による葉中カリ含有率については検討が必要である。
図表1 219178-1.jpg
図表2 219178-2.jpg
図表3 219178-3.jpg
図表4 219178-4.jpg
カテゴリ 栽培技術 トマト

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