| タイトル | 「コシヒカリ」のショットガン直播栽培における効率的施肥法 |
|---|---|
| 担当機関 | 京都府丹後農業研究所 |
| 研究期間 | 2001~2002 |
| 研究担当者 |
岡井仁志 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 水稲「コシヒカリ」の打ち込み式代かき同時土中点播(ショットガン直播)栽培において、約50日で溶出する肥効調節型肥料を主体とする直播専用肥料を基肥として施用すると、直播栽培の施肥法として従来指導してきた播種1か月後の施肥作業を省略できる。 |
| キーワード | 水稲、コシヒカリ、打ち込み式代かき同時土中点播栽培、肥効調節型肥料 |
| 背景・ねらい | 水稲「コシヒカリ」の打ち込み式代かき同時土中点播栽培では、移植栽培と同様の施肥(基肥+穂肥2回)を実施した場合、播種後の落水管理の影響等により初期生育は旺盛になるが幼穂形成期に肥切れを起こすため、基肥を施用せず播種1か月後に追肥する体系が採用されている。しかし、この施肥体系では追肥時期が梅雨期となって施肥時期を失することがあり、適切な施肥が困難な場合がある。そこで、この時期の追肥を省略できる施肥法を検討し、打ち込み式代かき同時土中点播栽培の導入を容易にする。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. LP50等を基肥施用する短期溶出型肥料体系では、移植栽培と同時期の施肥作業(基肥+穂肥2回)で打ち込み式代かき同時土中点播栽培に取り組むことができ、梅雨期の施肥作業となる1か月後追肥を省略できる。 2. 短期溶出型肥料体系では、移植と同じ施肥を行う慣行基肥体系に比べて生育中期の葉色の低下が軽微で、最高分げつ期以降の茎数の落ち込みが少なく、1か月後追肥体系と同様の穂数が確保できる(図1、図2)。この施肥体系では、1か月後追肥体系と同等或いはやや多い収量が得られ、慣行基肥体系よりも多収となる(表2)。 3. 上記の試験結果をもとに短期溶出型肥効調節肥料を主体とした直播専用肥料が市販された。この肥料を用いた場合、短期溶出型肥料体系よりm2当たり籾数、精玄米重がやや少ないものの、1か月後追肥体系とほぼ同様の生育、収量、耐倒伏性を示す(表2)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 直播専用肥料は、2001年度試験結果をもとに肥料メーカーで製品化されたもので、2002年度水稲生産から京都府で利用されている。 2. 本成果は、LPSS100等を主体とする肥効調節型肥料を全量基肥施用する肥料体系では倒伏しやすいようなほ場でも、水稲の打ち込み式代かき同時土中点播栽培による安定生産技術として適用できる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 肥料 直播栽培 水稲 施肥 播種 水管理 |
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