マメハモグリバエの有望土着寄生蜂の選抜と促成ナスでの利用技術

タイトル マメハモグリバエの有望土着寄生蜂の選抜と促成ナスでの利用技術
担当機関 高知県農業技術センター
研究期間 1999~2001
研究担当者 下元満喜
発行年度 2002
要約 ハモグリバエ類の土着寄生蜂として高知県内では20種の発生が認められ、促成ナスではハモグリミドリヒメコバチが優占種である。マメハモグリバエの発生初期にハモグリミドリヒメコバチを促成ナスのハウス内へ放すことで、マメハモグリバエを防除できる。
キーワード 土着寄生蜂、ハモグリミドリヒメコバチ、促成ナス、マメハモグリバエ
背景・ねらい 現在、マメハモグリバエに対しては、ヨーロッパより輸入した寄生蜂2種が生物農薬として販売されている。これらの防除効果は高く、生産現場での評価も得られている。しかし、外国産の天敵昆虫の導入がわが国の生態系へ及ぼす影響を懸念する声もある。一方、土着寄生蜂については多くの種類が確認されており、それらの中に有望種が存在する可能性もある。
そこで、高知県における土着寄生蜂の種構成を明らかにするとともに、有望種を見いだして、その有効な活用方法を検討する。
成果の内容・特徴 1.
ハモグリバエ類の土着寄生蜂として高知県内で20種の発生が認められる。その中でマメハモグリバエではハモグリミドリヒメコバチおよびChrysocharis pentheusが優占種である(データ省略)。
2.
ハモグリミドリヒメコバチは、促成ナスの栽培期間を通して発生が認められ(図1)、低温短日条件下でも発育への影響を受けにくい(表1)。
3.
促成ナスにおいて、マメハモグリバエの発生初期に、ハモグリミドリヒメコバチをハウス内へ放すことで、マメハモグリバエを防除できる(図2)。
成果の活用面・留意点 1.
現在、ハモグリミドリヒメコバチは市販されていないため、直ちに生産現場に普及はできないが、農薬メーカーが生物農薬として農薬登録に向けた試験(新農薬実用化試験)を実施中である。
2.
天敵類に対して影響の少ない農薬が使用される栽培環境下では、自然発生した土着寄生蜂によるマメハモグリバエの密度抑制も期待できる。
図表1 219367-1.gif
図表2 219367-2.gif
図表3 219367-3.gif
カテゴリ 病害虫 なす 農薬 防除

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