| タイトル | 海洋深層水を利用したタラの芽促成栽培 |
|---|---|
| 担当機関 | 富山林技セ |
| 研究期間 | 2001~2003 |
| 研究担当者 |
安田 洋 松崎明子 |
| 発行年度 | 2004 |
| 要約 | タラの芽促成栽培の培養液として海洋深層水の100倍希釈液を用いると、生育日数が短縮され、収量が増加する。 |
| キーワード | タラの芽、促成栽培、海洋深層水 |
| 背景・ねらい | タラの芽の促成栽培は、ハウス内で水を培養液として穂木を萌芽させる「ふかし栽培」という方法で行われている。一方、海洋深層水には硝酸態窒素、リン等が豊富に含まれており、水産分野にとどまらず幅広い分野で利用法が検討されているが、農業分野では、海水が含む多量の塩類のため、植物への生育阻害が懸念される。そこで、ふかしに多量の水を必要とするタラの芽の促成栽培において海洋深層水の利用方法を検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 培養液には、富山県滑川市の取水施設で汲み上げられる沖合約2,600m、海面下321m、海底面上約5mの海洋深層水(表1)を用いる。 2. タラの木を株元から刈り取り、一芽(10~15cm)ごとに切断して挿し穂とし、促成床に並べ、海洋深層水100倍希釈液を培養液として十分潅水した後、ハウス内で地温が15℃以下とならないようにして保温する。その後、収穫終了まで同液を随時潅水する。 3. 海洋深層水100倍希釈液を用いると、収穫率80%を得るために、蒸留水や塩化ナトリウム濃度が海洋深層水100倍希釈液に相当する0.03%食塩水より生育期間が約10日間短縮でき、収穫率は、蒸留水や0.03%食塩水より高くなる(図1、図3)。海洋深層水原液や10倍希釈液では生育が阻害される。 4. 蒸留水を培養液とすると、穂木が腐敗し収穫できない個体が約20%発生するが、海洋深層水100倍希釈液を用いると腐敗率は約5%で、蒸留水や0.03%食塩水より少なくなる(図2)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 供試した海洋深層水は、富山県滑川市の滑川深層水分水施設で入手できる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ |
| 育苗時に珪酸資材を施用したイネのいもち病抵抗性の細胞反応 |
| 稲発酵粗飼料用水稲「信交507号」 |
| 旧盆に合わせた夏秋小ギクの電照抑制栽培による開花調節技術 |