ペンチを利用した大豆茎水分の簡易判定法

タイトル ペンチを利用した大豆茎水分の簡易判定法
担当機関 鳥取県農業試験場
研究期間 2002~2002
研究担当者 三谷誠次郎
発行年度 2002
要約 成熟期前後の大豆の主茎を地際から10cmの位置で切り取り、切り取った茎をペンチで挟むことにより、切り口から浸み出す水分の状態を観察・判定することで、茎水分を簡易に推定する方法を考案した。
背景・ねらい 大豆コンバイン収穫において汚損粒の発生を防ぐため、茎水分が刈取時期を判断する基準の一つに挙げられている。しかし、茎水分の測定には、ほ場から茎を持ち帰る必要があるなど現地で刈取可能か否かの判断が速やかにできないため、現地で簡易に茎水分を推定する実用的な手法の開発が望まれている。
そこで、切り取り採取した茎の切り口付近をペンチで挟み、水分の浸み出し方を観察することで茎水分を判定する方法(茎水分ペンチ判定法)を考案し、その精度を検討した。
成果の内容・特徴 1.
この判定法は、地際から10cmの高さで切り取った大豆主茎の切り口を、一般的なペンチ(挟み幅1.3cm)で茎径が4分の3になるまで挟み、その時切り口に浸み出す水分を観察する方法である(図1)。
2.
ペンチで挟む位置は「切り口から1cm位置」と「切り口0cm位置」である。
順序は「切り口から1cm位置」からで、水分の浸み出し方を「水滴(2点)」、「にじみ(1.5点)」、「ない」の3段階で判定する。
「切り口から1cm位置」で「ない」と判定された場合、「切り口0cm位置」の水分の浸み出し方を「水滴(1点)」、「にじみ(0.5点)」、「ない(0点)」の3段階で判定する(表1)。
以上の方法で10個体調査し、判定された点数を平均して指標値を得る。
3.
この指標値と茎水分の間には、強い相関関係が認められ(図2)、本判定法が茎水分の推定に利用できる。
4.
完全落葉の時期は、指標値1.2、茎水分約65%である。指標値0.7を下回ると、茎水分は急激に低下し、コンバイン刈取に適するといわれる50%未満となる(図2)。
成果の活用面・留意点 1.
落葉が斉一な状態の大豆を供試したものである。
2.
「切り口から1cm位置」で水滴等が確認された場合、「切り口0cm位置」でも水滴が認められるため、0cm位置での調査は不要である。
3.
一般的なペンチ(挟み幅1.3cm)を用いた調査であり、その他のサイズのペンチ等では指標値が異なる可能性がある。
図表1 219405-1.gif
図表2 219405-2.gif
図表3 219405-3.gif
カテゴリ 大豆

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