豚胸最長筋コラーゲンの加熱溶解性と筋肉内脂肪割合および肥育日数との関係

タイトル 豚胸最長筋コラーゲンの加熱溶解性と筋肉内脂肪割合および肥育日数との関係
担当機関 香川畜試
研究期間 1999~2002
研究担当者 田淵賢治
上原力(香川畜試)
谷史雄
新居雅宏(徳農総セ畜産研)
発行年度 2002
要約 豚胸最長筋のコラーゲンの加熱溶解性は肥育日数と負の相関があり、筋肉内脂肪割合とは正の相関があり、官能検査でのやわらかさと正の相関が認められる。
キーワード 豚胸最長筋、加熱溶解性コラーゲン、筋肉内脂肪、肥育日数
背景・ねらい 豚胸最長筋の筋内膜と筋周膜はコラーゲン細線維によって構築されている。コラーゲンは熱により変成し肉質物性・官能検査等に影響すると考えられているため、バークシャー種(B)及びランドレース(L)・大ヨークシャー(W)・デュロック(D)による三元交雑種(LWD・WLD)のコラーゲンの加熱溶解性を測定するとともに、肉質検査値及び官能検査との影響を検討した。
成果の内容・特徴 供試豚は体重105~110kgを目標として肥育した。コラーゲンの加熱溶解性は、胸最長筋の脱脂乾燥筋肉粉(DDM)を試料とし、総コラーゲンに占める加熱溶解性コラーゲンの割合を示した。官能検査は、背脂肪が付着した状態で1.5cm厚に整形したものを供試した。
1.
胸最長筋筋繊維は図1に示すようにコラーゲン細線維にて構築されているが、本試験ではコラーゲンの加熱溶解性と剪断力価の物性値との関係は観察されない。
2.
供試豚間の差において、バークシャー種が肥育日数が長い傾向がみられるが、コラーゲンの加熱溶解性に有意な差はみられない(表1)。
3.
肥育日数と筋肉内脂肪、コラーゲンの加熱溶解性と剪断力価に有意な相関はみられないが、コラーゲンの加熱溶解性と肥育日数(r=-0.368)、筋内脂肪(r=0.364)、官能検査のやわらかさ咀嚼評価と(r=0.407)相関がみられる(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
本試験では、肥育終了体重を105~110kgに設定しており肥育期間に大きな差がない。このことから、広範囲の肥育期間(幼齢~老齢)を設けた試験では結果が異なる場合がある。
図表1 219543-1.gif
図表2 219543-2.gif
図表3 219543-3.gif
カテゴリ 乾燥

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