電子レンジによる堆きゅう肥の迅速乾燥技術

タイトル 電子レンジによる堆きゅう肥の迅速乾燥技術
担当機関 宮崎県畜産試験場
研究期間 1998~2000
研究担当者 古澤邦夫
田中友子
東政則
発行年度 1998
要約 堆きゅう肥を電子レンジで2分(終了間近は1分)ごとに乾燥を繰り返すと、数分で粉砕可能水分に達し、迅速に乾燥できる。この方法で乾燥した試料中の成分分析値は、水分・灰分は無補正で、またアンモニア性窒素と全窒素は補正することによって通常の乾燥法に近い値が得られる。宮崎県畜産試験場・飼養部・飼料草地科
背景・ねらい 宮崎県畜産試験場では、近赤外線分光分析計による堆きゅう肥の迅速分析技術を開発中であるが、粉砕前に行う乾燥については、通例の摂氏50度以下の通風乾燥法では、長期間を要する。そこで、電子レンジによる迅速乾燥技術を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 100g程度の堆きゅう肥を陶器製の皿に入れ、家庭用の高周波出力500Wテーブル回転式電子レンジを用いて、2分(終了間近は1分)おきの乾燥を繰り返すと、ほとんどの堆きゅう肥を、8分以内で粉砕可能水分域の12%以下にすることができる。(図1)
  2. 電子レンジ乾燥した堆きゅう肥サンプルと、通常の室温通風乾燥した堆きゅう肥サンプルの化学分析値を比較したところ、水分・全窒素・灰分は、ほぼ一致する(表1)。
  3. アンモニア性窒素と全窒素は通常の乾燥法の分析値との差異が大きかったが、アンモニア窒素は「[電子レンジ値]×1.037+0.0356」の式、また全窒素は「[電子レンジ値]×1.017+0.084」の式で補正することで、電子レンジ乾燥のサンプル中のこれら成分の分析精度は確保できる(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 0.1g感度の電子天秤が必要である。
  2. 電子レンジに入れる容器は、プラスチックバットのような側壁のあるものは、側壁の内側に水滴が付くので、好ましくない。
  3. 電子レンジの乾燥は、過乾燥になると焦げるので、触覚判断で終点が近いと判断した時は、1分間あるいは30秒とする。少し水分を感じても、粉砕可能と判断した時は、そこまでにした方が良い。
  4. 多数のサンプル場合には、点数に応じて電子レンジ乾燥の時間が長くなる。
図表1 220808-1.gif
図表2 220808-2.gif
図表3 220808-3.gif
カテゴリ 乾燥 分析技術

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