乾物率増加による乳牛用TMRの発熱および採食率低下防止

タイトル 乾物率増加による乳牛用TMRの発熱および採食率低下防止
担当機関 福岡県農業総合試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者 磯崎良寛
柿原孝彦
原田美奈子
古賀康弘
発行年度 1998
要約 TMRの乾物率を80%まで高めることにより、調製後48時間まで発熱が抑制され、牛の採食率が低下しない給与が可能である。福岡県農業総合試験場・畜産研究所・大家畜部・乳牛研究室
背景・ねらい 県内の乳牛飼養農家において、TMR(混合飼料)の給与が普及しているが、夏場には調製後のTMRが発熱して変敗したり牛の嗜好性が低下しやすい。生産現場においては発熱抑制剤の添加や調製回数を増すことによりTMRの発熱防止が図られているが、コストが高く、調製に手間がかかっている。そこで、低コストで省力的な発熱抑制技術を確立するため、TMRの乾物率が調製後の発熱に及ぼす影響を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. ギ酸アンモニウム製剤(ATF)無添加の場合、乾物率が60%および70%のTMRは調製後に発熱して45℃以上に温度が上昇するが、乾物率が80%のTMRは調製48時間後までほぼ発熱が抑制される(表1)。
  2. ATFを添加した乾物率60%及び70%のTMRは、調製24時間まで発熱が抑制されるが、その後一部のTMRが発熱する(表1)。
  3. 発熱したTMRは、調製後24時間以内では乾乳牛による採食率が低下しないが、調製48時間後では約40~60%低下する。ATF添加または乾物率が80%のTMRは、調製48時間後でも乾乳牛による採食率が低下しない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 農家が暑熱期にTMRを調製・給与する際の発熱抑制対策の参考として利用する。
  2. この技術は、乾草主体のTMR調製技術である。
図表1 220816-1.gif
図表2 220816-2.gif
カテゴリ コスト 低コスト 乳牛

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