乳中尿素窒素測定紙を用いた簡易な測定法

タイトル 乳中尿素窒素測定紙を用いた簡易な測定法
担当機関 長崎県畜産試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者 園田裕司
井上哲郎
中里敏
吉田豊昭
発行年度 1998
要約 高能力牛の泌乳初期において、簡易な試験紙による乳中尿素窒素量をモニターすることは飼料設計の参考となる。その時の測定法は前搾り乳を用いると省力的である。長崎県畜産試験場・酪農科
背景・ねらい 高泌乳牛は、泌乳初期においてエネルギーが負の状態になりやすく、乳成分(特に乳タンパク)の低下や急激な体重減少による受胎率の低下をもたらす可能性が高く、泌乳初期の飼料給与技術の確立が望まれている。代謝プロファイルテストなどでBUN(血液中尿素窒素)を測定し、飼料の栄養バランスや受胎率の向上に利用している事例もあるが、煩雑さ、精度(BUNは日内変動が大きい)といった面から、より簡単で合理的なモニター法が望まれる。そこで、簡易な試験紙を用いた乳中尿素窒素量の利用方法について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 乳中尿素窒素(MUN)は、高濃度のTMRを給与すると増加する(表1.表2)。
  2. 泌乳初期に高濃度のTMRを給与するとMUNは高く推移するが泌乳初期の乳タンパク、SNF率を高く維持できる(表1)。
  3. MUNの測定に用いる牛乳は、ミルクメーターによる縮分サンプルを用いる必要はなく、前搾りおよび後搾り乳を利用できる。また、サンプリングは、朝、夕どちらの搾乳時でも良い。
成果の活用面・留意点
  1. 18mg/dl以上の高いMUNでは受胎率の低下を招く恐れがあるので飼料設計に留意する。
  2. 試験紙を利用したMUNの測定においては、使用法を遵守する。
  3. 簡易法では23.5mg/dl以上のMUN値は低く測定される恐れがある。
図表1 220818-1.gif
図表2 220818-2.gif
図表3 220818-3.gif
図表4 220818-4.gif
図表5 220818-5.gif
図表6 220818-6.gif
カテゴリ 飼料設計 乳牛

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