台風を想定した晩生ナシの落果防止技術

タイトル 台風を想定した晩生ナシの落果防止技術
担当機関 大分県農業技術センター
研究期間 1998~2000
研究担当者 福田賢二
広瀬正純
川田重徳
藤田義明
中尾茂夫
発行年度 1998
要約 ナシ「新高」の台風による落果防止法としては、果実袋の枝がけ法の効果が高く、特別な経費を要せず実用的である。大分県農業技術センター・果樹部
背景・ねらい 台風によるナシの落果メカニズムは、瞬間強風で持ち上がった棚面が急激に落下したとき、着果しているナシの果梗に、大きな負荷がかかることによって起こると考えられている。そこで、棚の上下動を少なくする棚のパイプ補強、果梗にかかる負荷を小さくする果実袋の枝がけについて、その落果防止効果をナシ棚の人工的な上下動操作法によって明らかにする。
成果の内容・特徴 ナシ棚のパイプ補強は、図1に示すような方法、果実袋の枝がけは図2に示すような方法、棚の上下動操作は図3に示すような方法で試験を実施した。
  1. 最も落果防止効果が高かったのは針金棚+枝がけ区で、慣行区(針金棚+果梗がけ)にくらべ1/4~1/5の落果で、果実袋の枝がけ処理の効果が顕著である。この場合の落果は、袋ごとの落下ではなく、ほとんどが袋の中での果実落下である。また、落果は果梗の離層離脱によるものがほとんどである(表1)。
  2. 次いで落果防止効果が高かったのはパイプ補強棚+果梗がけ区で、慣行区の1/2程度の落果である。この場合の落果は離層離脱によるものが多いが、果台ごとの落下もかなりみられる。パイプの補強効果は、棚の最大揺れ幅でみると、慣行の1/2以下で高い補強効果がみられる(表1)。
成果の活用面・留意点 果実袋の枝がけ法は、果実との間に隙間ができやすいので、袋の切れ込み部分を枝によく密着させる必要がある。
図表1 220881-1.gif
図表2 220881-2.gif
図表3 220881-3.gif
図表4 220881-4.gif
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