秋ギクの直挿し栽培における発根促進法

タイトル 秋ギクの直挿し栽培における発根促進法
担当機関 長崎県総合農林試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者 出口浩
発行年度 1998
要約 秋ギク「秀芳の力」の直挿し栽培では、挿し穂を3cmの長さに調整し、下葉ごと土に生長点まで埋め込み、通気性のあるポリフイルムをべたがけすることによって、慣行法と同等の発根が得られる。長崎県総合農林試験場・野菜花き部・花き科
背景・ねらい 秋ギク「秀芳の力」は、直挿し栽培において発根が悪く、生育も不揃いとなりやすい。また、べたがけ期間中に堆肥、元肥、前作残渣から発生したガスによって挿し穂が障害をうける事故も発生している。そこで、迅速かつ均一な発根を得るための挿し穂の調整方法、直挿し方法、べたがけ資材の通気性、発根剤処理について検討し、総合的な省力化技術を組み立てる。
成果の内容・特徴
  1. 慣行の直挿し栽培では、長さ5~6cmの挿し穂を用い、下葉を2枚とって調整作業を行ったものを直挿しするが、挿し穂を3cmの長さで採穂し、下葉ごと生長点まで埋め込んで直挿しを行っても、慣行法と同等の発根が得られる(表1)。このことにより、下葉取りという挿し穂の調整作業は省略され省力となる。また、親株の摘心から採穂までの日数は15~17日で可能となり、親株栽培期間も短縮される。
  2. 慣行の直挿し栽培では、べたがけ資材としてマルチに使用する無孔のポリフィルムを利用するが、通気性のある有孔ポリフィルムをべたがけ資材に用いることによって、挿し穂の腐敗・枯死や葉の黒変が回避でき、慣行法と同等の発根が得られる。
  3. 直挿し前にオキシベロンを処理することによって発根は促進される(表3)。
  4. 切り下株のすき込みは、直挿しの5日以前に行う。
成果の活用面・留意点
  1. 他品種にも適用できる。
  2. 試験では独自に加工したが、実用的には、通気性を付与したべたがけ資材は、「有孔農ポリ」を使用することができる。また、ポリフィルムにドリルで孔をあけて自家加工しても使用することができる。
  3. この「有孔農ポリ」は高温期はもとより、低温期においても適用できる。
図表1 220918-1.gif
図表2 220918-2.gif
図表3 220918-3.gif
カテゴリ 加工 省力化 品種

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