スターチス・シヌアータにおける灰色かび病回避のための定植方法

タイトル スターチス・シヌアータにおける灰色かび病回避のための定植方法
担当機関 長崎総農林試
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 スターチス・シヌアータの定植方法において、床面に直接定植せず、筒をおいて定植することと乾燥ケイントップでマルチを行うことにより、過湿を防いで、灰色かび病による欠株の発生を抑制できる。長崎総農林試・野菜花き部・花き科
背景・ねらい スターチス・シヌアータは、本県の各地で栽培されており、栽培は比較的容易だが灰色かび病が発生しやすく、発病が進むと株が枯死してしまい、栽培上問題である。薬剤による防除とともに、過湿とならない耕種的防除が重要である。そこで株元の過湿を避けるための定植方法を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 厚紙の筒を畝の上に置き、土を入れて定植することと、乾燥ケイントップでマルチすることとを組み合わせる方法により灰色かび病による欠株の発生を抑制することができる(図1)。
  2. 株を底面から浮かせるための筒は直径約13cm、高さ7cmで、みの版の白表紙厚紙を4等分したものを使用する(図2)。
  3. 株が多湿にならないよう乾燥ケイントップでマルチをし、灌水は点滴チューブを下向きにして使用する。
  4. この定植方法によっても採花本数、切り花品質への影響はない(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 上根にならないようにして灌水の回数を減らす。そのために根が良く張るように深耕し、定植後の多灌水を避ける。
  2. 定植後の活着が速やかに行われるように、土壌水分は適度に保つ。定植後は、活着するまで1週間程度筒の中にジョロ等で灌水する。
図表1 221249-1.jpg
図表2 221249-2.jpg
図表3 221249-3.jpg
カテゴリ 病害虫 乾燥 栽培技術 スターチス 防除 薬剤

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