肥育中期まで豆腐粕混合飼料により肥育した黒毛和種去勢牛における仕上げ飼料の効果

タイトル 肥育中期まで豆腐粕混合飼料により肥育した黒毛和種去勢牛における仕上げ飼料の効果
担当機関 長崎県畜産試験場
研究期間 1999~2000
研究担当者 岡部裕
深川聡
中山昭義
嶋澤光一
発行年度 2000
要約 黒毛和種去勢牛に豆腐粕混合飼料を給与し19ヶ月間肥育した場合、仕上げ期に市販後期用飼料を給与する場合に比べNDF摂取量は変わらないが、NFC摂取量は少ない傾向にあり、増体性は劣るが、枝肉成績は遜色ない。長崎県畜産試験場・肉用牛科
背景・ねらい 黒毛和種去勢牛に豆腐粕混合飼料を肥育前期(9ヶ月間)に給与した場合は、全期間豆腐粕混合飼料を給与した場合及び市販配合飼料与より、枝肉成績は優れる傾向にあった。しかし、安価な豆腐粕混合飼料の給与期間を前期給与より延長することで、さらに低コストで良質な牛肉生産の可能性がある。そこで、肥育中期まで(15ヶ月間)豆腐粕混合飼料により肥育した黒毛和種去勢牛における仕上げ用飼料が、増体、肉質に及ぼす影響を検討する。
成果の内容・特徴 豆腐粕を主体に混合後、約1ヶ月小型サイロに貯蔵した肥育牛用飼料を用い、前期用混合飼料(豆腐粕混合割合53%)を9ヶ月間、後期用混合飼料(豆腐粕混合割合32%)を6ヶ月間給与した黒毛和種去勢牛8頭に、仕上げ期(肥育後期4ヶ月)において後期用混合飼料を給与した区(後期混合飼料区)と市販後期用飼料を給与した区(市販後期用飼料区)を比較した。
  1. 豆腐粕後期混合飼料は、市販後期用飼料よりNDF含量が高く、NFC含量が低いが、TDN、CP含量は市販後期用飼料と同程度の安価な飼料とすることができる(表1)。
  2. 仕上げ期に後期混合飼料を給与した場合、市販後期用飼料給与とNDF摂取量は変わらないが、NFC摂取量が少ない傾向にある(表2)。
  3. 仕上げ期において、後期混合飼料給与は、市販後期用飼料給与に比べ増体は劣るが、枝肉成績は、遜色ない(表3,表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 本試験における豆腐粕混合飼料の配合割合はビタミンA含量が低いため、肥育中・後期の血中ビタミンA濃度に注意を要する。
  2. 非加熱豆腐粕を用いる場合は軟便をすることがあるため、混合後1ヶ月程度密封貯蔵後、給与することが望ましい。
図表1 221421-1.jpg
図表2 221421-2.jpg
図表3 221421-3.jpg
図表4 221421-4.jpg
カテゴリ 低コスト 肉牛

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