乳牛の行動からみたフリーストール牛舎における堆肥の敷料適性

タイトル 乳牛の行動からみたフリーストール牛舎における堆肥の敷料適性
担当機関 佐賀県畜産試験場
研究期間 2000~2003
研究担当者 山下大司
大崎浩尚
大坪裕子
発行年度 2000
要約 フリーストール牛舎における堆肥の敷料適性を乳牛の行動からみると、堆肥敷料は、オガクズ敷料に比べ、ストレスの軽減効果が高く、乳量・乳質に悪影響を与えないことから、オガクズの代替資材として利用できる。佐賀県畜産試験場・大家畜部・乳牛飼料研究室
背景・ねらい 自家生産した余剰堆肥を有効活用する堆肥敷料は、家畜生産コストの削減や糞尿処理問題の改善に貢献し、畜産経営の安定化に役立つと考えられる。
そこで、フリーストール牛舎における堆肥敷料が、乳牛の生産性や行動に及ぼす効果について、家畜行動学的視点から調査し、堆肥の敷料適性について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 敷料の違いによる横臥時間や採食時間に差はないが、反芻時間はオガクズ区と比較して堆肥区で長くなる(表1)。
  2. 反芻行動の約70%は牛床横臥時に行われるが、牛床横臥中の反芻行動も堆肥区で長くなる(表2)。
  3. ストレスの指標行動とされる身繕い、舌遊び、異物舐めは、オガクズ区で多くなる(表1、表2)。
  4. 敷料の違いによる乳量、乳質、および体温、呼吸数に差はない(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 安価な敷料資材の供給が不足する地域において、敷料の使用量および費用を節減する方策として活用できる。
  2. 堆肥は、敷料として利用する場合、ハウス乾燥等により、水分を40%以下に調整する。また、敷料とした堆肥は、繰り返して敷料として利用することを避け、堆肥成分を把握してから、適正な施用量をもって圃場に還元する必要がある。
図表1 221423-1.jpg
図表2 221423-2.jpg
図表3 221423-3.jpg
カテゴリ 乾燥 経営管理 コスト 乳牛

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