| タイトル |
希少鶏種「久連子鶏」の凍結保存した始原生殖細胞による生殖巣キメラ鶏の作出 |
| 担当機関 |
熊本県農業研究センター |
| 研究期間 |
2000~2000 |
| 研究担当者 |
桑名 貴(国立水俣病総合病研究センター基礎研究部)
古閑護博
酒見武典
松崎正治
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| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
希少鶏種で繁殖率の悪い久連子鶏から採集した始原生殖細胞を凍結保存し、それを白色レグホーンの胚に移植し、生殖巣キメラ鶏を作出した。熊本県農業研究センター・畜産研究所・中小家畜部
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| 背景・ねらい |
繁殖率の悪い希少鶏種の個体増殖を効率化するために、繁殖率の良い白色レグホーン種をホストとした生殖巣キメラ個体を作成し、これを用いて効率よく増殖を行う。
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| 成果の内容・特徴 |
- 久連子鶏の平成12年春の孵化成績は受精率75%であり、受精卵に対する孵化率は50%であったが、この試験でも受精率は77.1%であり、stage11に達しない発生遅れや奇形及び中止卵が67%と多く、stage11~15の有効卵は33%と非常に少なかった。(表1)
- 凍結保存の始原生殖細胞を融解し、白レグの発生stage12~14胚の血管中に60~232個を移植し、卵殻の窓を閉じて引き続き孵化した結果、移植卵13個から8羽の雛が生まれ強制割卵した1羽が死亡した他は順調に生育した。(表2)
- 久連子鶏の雄の精液を、移植によって得た雌6羽に人工授精した結果、その中の1羽から12.5%の割合で久連子鶏を得たことから、この個体(P160)は生殖巣キメラ鶏であることを確認した。(表3)
- 鶏始原生殖細胞の凍結法は、単離した始原生殖細胞を一度培養液で洗浄し1000rpm3分遠心、上澄みを捨て1.5mlエッペンチューブで50~150μl残し10%DMSO(特級DMSOと牛胎児血清との混合)を1ml入れ、ピペッティングの後クライオチューブに全量を移し、バイセルにいれて、摂氏-35度または摂氏-80度の冷凍庫内に静置する。内部が冷凍庫内と同温になったら液体窒素内に移して保存する。
- 解凍の手順は、凍結保存してあるクライオチューブを取り出し、摂氏30~35度の温度をかけて急速解凍を行う。解凍したら直ちに5~10倍量の培養液を添加・混合した後、1000rpm3~5分遠心、洗浄して細胞を集める。
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| 成果の活用面・留意点 |
- ドナーとホスト胚の性を一致させる等して生殖系列キメラ鶏の作出率を向上させる必要がある。
- 今後、生殖系列キメラ鶏の作成率を向上させ、始原生殖細胞の凍結保存と試験管内での増殖技術を組み合わせれば、貴重な鶏種や系統を無駄に世代を重ねて近交退化させることなく、省力省施設で維持することができる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
鶏
繁殖性改善
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