促成イチゴにおける地中加温の効果

タイトル 促成イチゴにおける地中加温の効果
担当機関 佐賀県上場営農センター
研究期間 2000~2003
研究担当者 山本平三
石橋哲也
中山敏文
中島正明
発行年度 2000
要約 促成イチゴ栽培の「とよのか」・「さがほのか」において、11月下旬から2月まで、平均摂氏18度に地中加温(深さ10cm)すれば、冬期の生育促進効果と「とよのか」の増収効果があり、果実糖度も高くなる。佐賀県上場営農センター・研究部・畑作経営研究室
背景・ねらい 佐賀県上場地域は、近年、イチゴ栽培の省力化のために定植前に白黒マルチ(表面白、裏面黒)を行う栽培方法が普及しつつあるが、冬期寡日照条件であるために、厳寒期の地温が慣行の黒マルチより低く草勢低下をまねきやすい。そこで、冬期の草勢維持と安定生産を図るために、地中加温の効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 地中加温による地温摂氏14度、摂氏18度、摂氏22度(12~2月の深さ10cmの平均)では、地温が高いほど「とよのか」・「さがほのか」の冬期の生育が旺盛となり、第1次腋花房出蕾から第2次腋花房出蕾までの期間が短縮される(表1)。
  2. 「とよのか」の摂氏18度の冬期収量(12~2月)が増収する(図1、図2)。
  3. 「さがほのか」の摂氏14度、摂氏18度、摂氏22度では、冬期収量は同程度である(図1、図2)。
  4. 「とよのか」・「さがほのか」ともに、商品1果重は地温が高いほどやや減少し、果実糖度は摂氏14度に比べ摂氏18度がやや高くなる(表2、表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 地中加温技術は、冬期寡日照地域および地温の著しく低下する栽培条件下について有効である。
  2. 地温が高すぎた場合は、果実糖度の低下を招く場合がある。
  3. 地中加温により商品1果重がやや減少する傾向にあるので、地中の平均温度を摂氏18度を基準とし、果実肥大期は設定温度をやや下げ、地上部の生育促進時期はやや上げる。
図表1 221520-1.jpg
図表2 221520-2.jpg
図表3 221520-3.jpg
図表4 221520-4.jpg
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カテゴリ いちご 経営管理 栽培技術 栽培条件 省力化

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