茶園の施肥窒素量削減による窒素溶脱量の低減

タイトル 茶園の施肥窒素量削減による窒素溶脱量の低減
担当機関 鹿児島県茶業試験場
研究期間 2000~2001
研究担当者
発行年度 2000
要約 年間窒素量約100kg/10aで十数年栽培している厚層多腐植質黒ボク土の茶園では,易分解性窒素が多量に蓄積しているため,施肥窒素量を毎年20%削減した場合,窒素溶脱量が低減するまでに2年程度を要する。鹿児島県茶業試験場・環境研究室
背景・ねらい 茶園から溶脱する窒素は,地下水汚染の一要因と指摘されており,施肥量の削減が図られている。そこで、茶園における減肥後の窒素溶脱量の推移を調査し,施肥量の削減と窒素溶脱量との関係を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 年間窒素投入量約100kg/10aの厚層多腐植質黒ボク土茶園において、施肥窒素量を毎年20%程度削減した場合、窒素溶脱量が低減するまでに2年を要した(表1、表2、図1)。
  2. 窒素溶脱量低減に2年を要したのは、多肥によりうね間表層に蓄積した易分解性窒素が、減肥後も徐々に無機化し、溶脱することが大きな要因である(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 年間降水量2,500mmの厚層多腐植質黒ボク土茶園における調査結果である。
  2. 窒素溶脱量は、暗きょ(深さ60cm、縦×横方向に3.5m間隔で設置)排水中の硝酸態窒素濃度と土壌浸透水量から推定した。土壌浸透水量は、降水量から蒸発散量を差し引いて求めた。
  3. 施肥来歴、窒素削減率、土壌、降水量等の条件によって窒素溶脱量が低減するまでの期間は異なる。
  4. 多肥茶園の減肥と収量・品質については、九州農業研究成果情報第13号(下巻、345ページ)を参照。
図表1 221543-1.jpg
図表2 221543-2.jpg
図表3 221543-3.jpg
図表4 221543-4.jpg
カテゴリ 施肥 茶

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