タイトル |
第一胃刺激物を用いた肥育牛の早期出荷技術 |
担当機関 |
宮崎畜試 |
研究期間 |
1996~2001 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2001 |
要約 |
黒毛和種肥育牛において、育成期に第一胃刺激物(RF)を用いることにより、一日当たり増体量、出荷前体重及び枝肉重量が大きくなる傾向にあり、26ヶ月齢での出荷に有効である。
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キーワード |
肥育、第一胃刺激物、早期出荷技術
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背景・ねらい |
肥育期間が長期化する傾向にあるが、必ずしも肥育経営の改善に繋がらないのが現状である。そこで、育成期での飼養管理の改善による肥育期間短縮の可能性を検討するとともに、一貫経営を前提とした育成・肥育に係わる効率的な飼養体系を確立する必要がある。このため、粗飼料の代替機能効果があるとされる「第一胃刺激物」(以下RF)を育成期に投入し、肥育における効果を検討した。
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成果の内容・特徴 |
- RFを投入することにより一日当たり増体量は対照区に対して大きい傾向にあり、終了時の体重も大きい傾向がみられた。(表1)
- 飼料要求率では、TDN当たりでRF投入区は対照区に対して優れる傾向を示し、特に肥育前期で有意に向上した。(表2)
- 枝肉成績については、枝肉重量がRF投入区は対照区に対して大きい傾向がみられた。(表3)
- 育成期では、濃厚飼料の給与を生体重比2.0%に制限し、肥育期間は9~26ヶ月齢の18ヶ月とすることにより肉質の向上が期待される。(表4)
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成果の活用面・留意点 |
- 一貫経営農家において、早期の肥育牛の出荷が可能となる。
- 飼料要求率の向上が期待されるので肥育牛の飼料費の低下につながる。
- と殺時において皮下脂肪が厚くなる傾向や枝肉歩留まりが低下する傾向があるので、肥育後期においては濃厚飼料の量を出荷前の6ヶ月間は上限を10kgから8kgに漸減する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
経営管理
飼育技術
出荷調整
肥育期間短縮
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