| タイトル | 水稲湛水直播栽培の播種後落水管理による施肥窒素の動態 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)農業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター |
| 研究期間 | 1997~2003 |
| 研究担当者 |
森泉美穂子 西田瑞彦 土屋一成 |
| 発行年度 | 2001 |
| 要約 | 水稲湛水直播栽培の播種後落水管理により基肥の速効性窒素は湛水管理に比べ表面流去、揮散が多く、播種後60日で3/4が消失し、水稲による利用率は10%に満たない。しかし、追肥の速効性窒素肥料および基肥の被覆尿素肥料は溶出も含め落水管理の影響を受けない。 |
| キーワード | 水稲湛水直播、落水管理、速効性窒素、基肥、被覆尿素肥料 |
| 背景・ねらい | 水稲の湛水直播栽培においては出芽・苗立ちを安定させるため播種後に落水管理を行うが、落水管理が施肥窒素の動態に及ぼす影響は詳細には明らかになっておらず、不明な点が多い。そこで、落水管理が速効性窒素および被覆尿素の動態に与える影響について重窒素標識肥料を用いて明らかにする。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 水稲湛水直播栽培の播種後落水管理により基肥として施用した速効性窒素は、播種後60日で表面流去により18%、揮散で56%がそれぞれ失われ、全体として3/4が消失し、湛水管理の2倍程度の消失率となる。さらに、水稲による利用率は播種後30日目以降、ほとんど変わらず60日目には7%と湛水管理の1/5にまで低下する。しかし、速効性窒素の追肥は落水管理の影響を受けず、水稲による利用率も40~60%と高い(表1、図1)。 2. 基肥としてリニア型100日タイプ被覆尿素肥料またはシグモイド型100日タイプ被覆尿素肥料を用いると、その溶出率、水稲による利用率、土壌への残存率および消失率は湛水管理とほとんど変わらず落水管理の影響を受けない(表1、図1)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 暖地の湛水直播栽培において、播種後落水管理を導入する際の施肥設計の参考資料となる。 2. 細粒灰色低地土を用いたポット栽培の単年度試験結果である。 3. 播種後60日目の水稲生育ステージは幼穂分化期である。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | 肥料 直播栽培 水稲 施肥 播種 水管理 |
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