| タイトル | イタリアンライグラスサイレージ風乾物中のカリウム含量の簡易測定技術 |
|---|---|
| 担当機関 | 福岡農総試 |
| 研究期間 | 2000~2003 |
| 研究担当者 |
家守紹光 棟加登きみ子 藤吉弘子 梅田剛利 平川達也 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | イタリアンライグラスサイレージ風乾物中のカリウム含量は、小型反射式光度計により、相関係数0.96の高い精度で測定できる。 |
| キーワード | イタリアンライグラスサイレージ風乾物、カリウム、小型反射式光度計 |
| 背景・ねらい | 近年、家畜糞尿の多量施肥等により、自給粗飼料中のカリウムの蓄積が問題となっている。特に酪農経営において、乾乳後期にカリウム含量の高いエサを給与すると、低カルシウム血症を引き起こすことから、予め自給粗飼料中のカリウム含量を把握する必要がある。 イタリアンライグラスの生草及びサイレージの搾汁液を用いた小型反射式光度計での測定方法は明らかにされているが、本県では粗飼料分析診断の利用が多く前処理として風乾物(ADM)処理を行っていることから、イタリアンライグラスサイレージ風乾物利用による小型反射式光度計を用いたカリウム含量の測定方法を確立する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 水田で生産されたイタリアンライグラスのカリウム含量は、河川敷で生産されたものに比べ高い傾向があり、またミネラル変動も大きい(表1)。 2. 原子吸光光度計による分析値と小型反射式光度計による分析値の相関は0.96であることから、風乾物中カリウム含量は小型反射式光度計により高い精度で推定することができ、その場合の回帰式は、Y=1.15X-0.08である(図2)。 (Y=回帰式によるカリウムの推定値、X=小型反射式光度計によるカリウム測定値からの換算値) 3. イタリアンライグラスサイレージ風乾物におけるカリウム含量の測定は、風乾物試料2gに蒸留水50mlを加え、20分振とう後、ろ過したろ液をリフレクトクァントカリウムテストキットの測定方法に準じて測定を行う。(図1)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 飼料の給与設計への活用、飼料作物栽培における施肥設計の参考になる。 2. 風乾物試料2gでは、3.1ADM%以上の際は、ろ液を希釈して測定を行う。 3. 小型反射式光度計で表示される値はK(g/L)で表示されるが、風乾物%に換算する場合は、下記の式を用いる。 ・風乾物中のカリウム換算値(ADM%)=カリウム測定値(g/L)×0.1×(蒸留水による希釈量)ml÷(用いた風乾物試料量)g |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | イタリアンライグラス 簡易測定 経営管理 飼料作物 水田 施肥 乳牛 |
| フタテンチビヨコバイの周年発生生態と寄主植物 |
| 飼料イネ跡でのエンバク栽培における最適播種量と施肥量 |
| 中山間傾斜地における農林地利用変動の影響とその対策 |