シルバーリーフコナジラミ保存死虫からのTYLCVのPCR検出

タイトル シルバーリーフコナジラミ保存死虫からのTYLCVのPCR検出
担当機関 長崎総農林試
研究期間 2001~2003
研究担当者 内川敬介
発行年度 2002
要約 TYLCVを保毒したシルバーリーフコナジラミの乾燥死虫から、PCRにより、ウイルスを検出することができ、保存7日後でも高率に検出できる。
キーワード TYLCV、シルバーリーフコナジラミ、遺伝子診断、PCR、死虫
背景・ねらい トマト黄化葉巻病は、Tomato yellow leaf curl virus(TYLCV)を病原とするウイルス病で、感染、発病したトマトは新葉が黄化、萎縮して生長が止まり、着果不良になるため、長期間栽培を行う促成栽培で大きな被害を与える。本病は、シルバーリーフコナジラミによって媒介されるため、圃場内外における本種の保毒率をモニタリングすることは、感染回避において重要である。そこで、生産現場における活用を考慮し、死後、一定期間放置した保毒虫からのPCRによるウイルス検出について検討を行う。
成果の内容・特徴 1.
死後1、3、5および7日間、27℃で保存した乾燥保毒虫から、PCR法によってTYLCVがそれぞれ87.5,100,90および90%の割合で検出され、7日後においても、高率に検出することができる(表および図)。
成果の活用面・留意点 1.
プライマーは既報のTYプライマーを用い、PCR条件は大貫らの方法に準じる。
図表1 222252-1.gif
図表2 222252-2.gif
カテゴリ 乾燥 トマト モニタリング

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