TDN充足率が排卵同期化・定時人工授精の成績に影響する

タイトル TDN充足率が排卵同期化・定時人工授精の成績に影響する
担当機関 福岡農総試
研究期間 2000~2002
研究担当者
発行年度 2003
要約 泌乳牛において、分娩後60日以降にOVSYNCH/定時AIを行う場合、分娩後7週次のTDN充足率が90%以上であれば、90%未満の場合と比べて、授精回数が1.2回低減でき、分娩間隔は50日短縮する。
背景・ねらい 泌乳牛の能力は、急速な育種改良により年々向上している。その一方で、分娩間隔の長期化、平均産次の低下、生涯生産性が問題視されている。分娩間隔の長期化の要因として、泌乳牛の発情の微弱化・発情時間の短縮、授精適期の見逃し等が挙げられ、その対策に様々な発情誘起技術が検討されている。中でも、近年開発された排卵同期化・定時人工授精法(以下、OVSYNCH/定時AI)は、自然発情と同等の受胎率が得られることが報告されており、有望な技術と考えられる。しかし、栄養充足状態がOVSYNCH/定時AIの繁殖成績に及ぼす影響については、明らかとなっていない。そこで、泌乳牛の分娩後におけるTDN充足率が、OVSYNCH/定時AIでの繁殖成績に及ぼす影響について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 泌乳牛の繁殖管理において、分娩後60日以降のOVSYNCH/定時AI(図1)により、無処理と比べて、受胎に要する授精回数が1.0回低減でき、分娩間隔は20日間短縮する(表1)。
  2. OVSYNCH/定時AIを行う場合、分娩後7週次のTDN充足率が90%以上であれば、90%未満の場合と比べて、授精回数が1.2回低減でき、分娩間隔は50日短縮する(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. OVSYNCH法による空胎期間の短縮技術として活用できる。
  2. OVSYNCH処置は獣医師に依頼し、休薬期間等はその指示に従う。
図表1 222398-1.jpg
図表2 222398-2.jpg
図表3 222398-3.jpg
図表4 222398-4.jpg
カテゴリ 育種 乳牛 繁殖性改善

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