タイトル |
暑熱期には生乳中単位体細胞数あたりの化学発光能は増加する |
担当機関 |
熊本農研セ |
研究期間 |
1999~2003 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2003 |
要約 |
生乳中の化学発光能と体細胞数の関係において、高温下(最低温度摂氏24度以上)の場合、低温下(最低温度摂氏24度未満)より体細胞数の増加に伴い生乳中単位体細胞数あたりの化学発光能が増加する。
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キーワード |
乳用牛、化学発光能、体細胞数
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背景・ねらい |
生乳中化学発光能測定技術は従来の乳房炎診断法に代わる早期の乳房炎診断法として期待が高く、フィールドにおける乳房炎診断法の1つとして「10secsCL能測定法」による簡易体細胞数推定法を開発したところである。さらに、診断精度を向上させるために、環境温度が生乳中化学発光能および体細胞数に与える影響を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- 高温期(最低温度摂氏24度以上)および低温期(最低温度摂氏24度未満)の生乳中化学発光能と体細胞数の関係について共分散分析を行った結果、両期の回帰直線における回帰係数間に有意な差(P0.01)がみられ、高温下においては体細胞数の増加に伴い、化学発光能が高く測定される。
- 生乳中体細胞数(SCC)推定値は環境温度により異なり、その推定式は最低温度が摂氏24度以上の場合、SCC(千/ml)=48.2+0.032×CL能(R2=0.73)、摂氏24度未満の場合、SCC(千/ml)=35.2+0.037×CL能(R2=0.77)と推定される。なお、標準誤差はそれぞれ53.7、57.4(千/ml)となる。
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成果の活用面・留意点 |
- 推定式には、「10seccsCL能測定法」による測定値を用いる。
- MCMT法で「乳房炎」(凝集「+」、色調「+」以上)と判定された牛乳については活用できない。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
測定技術
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