タイトル |
ラナンキュラスの促成栽培に適した冷蔵処理時期と定植時期 |
担当機関 |
宮崎総農試 |
研究期間 |
2001~2003 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2004 |
要約 |
ラナンキュラスの促成栽培において良品を年内に出荷するには、「Mホワイト」は2~3週間冷蔵したものを、「ピレウス」は3~4週間冷蔵したものを9月末に定植すればよい。
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キーワード |
ラナンキュラス、促成栽培、冷蔵処理、定植時期
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背景・ねらい |
ラナンキュラスは主に花壇用や鉢物としての栽培が多いが、最近では切り花用の品種の開発がなされ切り花生産も増加している。しかしながら、近年育成された切り花用品種の低温処理の効果については明らかにされておらず、これらの品種に適した冷蔵処理方法を明らかにすることが望まれている。そこで,ラナンキュラスの年内出荷に適した定植時期と冷蔵期間を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- 到花日数はどちらの品種も冷蔵週数が長いほど、定植日が早いほど短くなる傾向がある(表1)。
- 切り花形質は冷蔵期間が長くなるほど劣る傾向がある(表1)。
- 株あたりの切り花本数は定植日が早いほど多くなる。冷蔵週数の違いによる明らかな傾向はない(表1)。
- 切り花長別の割合は「Mホワイト」では定植日が早く、冷蔵週数が長いほど切り花長の短いものの割合が多い。「ピレウス」は冷蔵週数が長いほど切り花長の短いものの割合が多くなる傾向があるが、定植日の違いによる傾向はない(表1)。
- 「Mホワイト」は2~3週間冷蔵したものを、「ピレウス」は3~4週間冷蔵したものを9月末に定植すると良品が年内から出荷できる(表1)。
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成果の活用面・留意点 |
- 高標高地に試験結果を適用する場合には気象条件を考慮する。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
栽培技術
出荷調整
品種
ラナンキュラス
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