発光ダイオードの補光によるスイートピーの切り花品質向上

タイトル 発光ダイオードの補光によるスイートピーの切り花品質向上
担当機関 大分農林水産研花き
研究期間 2005~2006
研究担当者
発行年度 2006
要約 スイートピーの茎頂部の展開葉を中心に、発光ダイオードを用いて赤(660nm)及び青(450nm)の波長域の補光をすると、切り花のステムがしっかりした状態で伸長促進され、品質が向上する。
キーワード スイートピー、補光、発光ダイオード(LED)
背景・ねらい 大分県はスイートピーの主産県であるが、例年、需要期の11月下旬から2月にかけて天候不順の影響による落蕾、開花遅延など品質及び生産性が低下し、その対策が生産現場の大きな課題となっている。そこで、落蕾抑制効果が高いとされる高圧ナトリウムランプよりも消費電力量の少ない、発光ダイオード(LED)での補光について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 寡日照条件下で、茎頂部の展開葉を中心に赤(660nm)及び青(450nm)の波長域の発光ダイオードを用いた200ルクス程度の補光を行うと、切り花のステムがしっかりした状態で伸長促進され、ボリューム感が増し品質が向上する(表1、表2、表3)。
  2. 発光ダイオード区は、4輪着蕾した切り花が多く、平均開花輪数は他区よりやや多い(表1)。
  3. 高圧ナトリウムランプによる4,000ルクス程度の補光区は、茎頂葉の展開速度が速く(データ省略)、切り花数が増加する。しかし、開花輪数が少なくステムが短いことから他区より品質が劣る(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 供試した発光ダイオードのユニットは、市販の単体の発光ダイオードをプリント基板にハンダ付けして作成したが、高コストになるため、安価な農業向け製品の開発と販売が望まれる。なお、茎頂部への照射システムの開発と水滴や農薬の付着などに対する構造的な工夫も必要である。

図表1 223297-1.jpg
図表2 223297-2.jpg
図表3 223297-3.jpg
図表4 223297-4.jpg
カテゴリ 病害虫 コスト 農薬

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