タイトル | 積雪生態系における二酸化炭素動態モデル |
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担当機関 | 北陸農業試験場 |
研究期間 | 1995~1996 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1996 |
要約 | 積雪のある畑地等における積雪層中の二酸化炭素の移動をモデル化した。気象条件・積雪条件および土壌条件を与えることにより、任意の時刻の積雪下二酸化炭素濃度、あるいは大気への二酸化炭素放出量等が予測できる。 |
背景・ねらい | 土壌表面の微細気象は積雪が加わることにより大きく変化し、越冬する冬作物はさまざまな影響をうける。この影響の一つに、ガス組成の変化がある。積雪は土壌から発生する二酸化炭素の大気への拡散を抑制し、積雪層の下部では通常よりも高濃度の二酸化炭素濃度が維持される。さらに、融雪水が積雪層内を流下する際に二酸化炭素を溶解し、地下浸透あるいは地表面流下の形で積雪層内より運び去る。これらの現象を定量的に把握することは越冬作物の生理を研究する上での基礎的資料となるため、重要である。 また、地球規模での二酸化炭素循環を考える上でも、陸地面積の約20%を占める季節的積雪地帯での二酸化炭素の動態を把握することが重要であるが、上述のような積雪の影響を考慮した二酸化炭素動態モデルは未だない。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
カテゴリ | 炭素循環 輸送 |