| タイトル |
営農技術体系評価・計画システムFAPS(ファップス) |
| 担当機関 |
農業研究センター |
| 研究期間 |
1995~1996 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1996 |
| 要約 |
パソコン上の基礎データ台帳に作物、機械、降雨パターンなどのデータを登録し選択するだけで、技術体系の評価や営農計画作成のための数理計画モデルを自動的に作成するとともに、モデルを用いた分析を分かりやすく表示するソフトウエアを開発した。
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| 背景・ねらい |
営農技術体系の評価や営農計画の作成には、確率的計画法などの数理計画法が有効であることが知られているが、「数理計画モデルの作り方がわからない」、「数理計画モデルの係数の整理方法がわからない」といった利用者が多く、営農現場における利用が制限されていた。そこで、手法に関する専門知識を持たない利用者でも、一定の研修を受けることにより、作業リスクや機械・施設制約を考慮した現実的な評価・計画が可能なソフトウエアを開発する。
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| 成果の内容・特徴 |
本システムは、表計算ソフトExcel95のVBA(Visual Basic for Applications)およびC言語を用いて作成されており、機能的には以下の特徴を持っている。
- 基礎データ台帳登録機能:分析に必要な作物、栽培様式、機械などの情報を台帳に登録できる。このため、過去のデータを蓄積・再利用できる。
- 数理計画モデル自動作成機能:台帳から分析対象とする作物、栽培様式、機械、降雨パターンなどを選択するだけで、数理計画モデルが自動的に作成される(図1)。このため、専門家以外でも、作業リスクのある機械作業制約や育苗・乾燥施設制約を考慮した分析ができる。
- モデル係数自動更新機能:台帳上にある作物の収量、価格、労働時間、地代、雇用労賃、機械能率・台数、作業可能時間などの条件を変更すると、それに対応する数理計画モデルの係数も自動更新される。係数整理が省力化できるほか、各種の条件下での分析が容易に行える。
- 分析結果の要約・グラフ表示機能:演算結果は一般利用者が理解しやすい要約表およびグラフとして表示され、粗収益、所得、労働時間、生産費なども表示される(図2)。
- 試算機能:通常の試算計画法も利用でき、演算結果の表示画面で栽培面積を変更したり、あるいは新たに入力すると、それに対応する粗収益、所得、労働時間、生産費などを簡単に求めることができる。このため、目的に応じて数理計画法と試算計画法を補完的に利用できる。
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| 成果の活用面・留意点 |
1)本システムの利用にはWindows95およびExcel95が作動するパソコン(主記憶は32MB以上推奨)が必要である。2)本システムは試作段階であり、現在、希望者に試験配布を行い利用実験実施中である。3)本システムは、稲・麦・大豆・野菜(露地、施設)などを主な対象主な対象としている。システムの詳細は、インターネットWeb(http://kws144.narcb.affrc.go.jp)で参照できる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
育苗
乾燥
省力化
大豆
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