タイトル | 簡便かつ効率的な麹菌の胞子形成能の強化法 |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究期間 | 2002~2006 |
研究担当者 |
楠本憲一 柏木豊 鈴木聡 |
発行年度 | 2006 |
要約 | 麹菌Aspergillus oryzae低胞子形成株の簡便かつ効率的な胞子形成能の強化法を開発した。グルコース・酵母エキス寒天培地に3% (w/v) となるようNaClを添加した培地で麹菌株を培養することにより、着生胞子数が増大する。 |
キーワード | 麹菌、胞子形成、寒天培地、NaCl濃度 |
背景・ねらい | 麹菌Aspergillus oryzaeを実験室で取り扱う場合、胞子懸濁液を調製して胞子密度を測定し、一定量を培地に接種することで再現性の高い培養を行うことができる。ところが、菌株によっては胞子形成が貧弱な場合があり、その胞子数の確保が問題となっている。そこで、このような麹菌低胞子形成株からの効率的な胞子形成能の強化法を開発した。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 | 本方法は胞子形成が貧弱な麹菌株について、実験室レベルで簡便かつ効率的に多量の胞子を形成させることを目的に開発した。実用レベルでは、蒸米に木灰を添加した培地での培養により胞子を形成させる方法が一般的である。また、本方法は低胞子形成株に対して有効な方法であり、高胞子形成株では胞子形成率が低下する傾向がある。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ |