タイトル | 麹菌の酸性アミノ酸特異的なアミノペプチダーゼ |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究期間 | 2006~2010 |
研究担当者 |
楠本憲一 柏木豊 鈴木聡 |
発行年度 | 2008 |
要約 | 麹菌のゲノム情報より新規アミノペプチダーゼ遺伝子を検出した。その高発現麹菌株を塩化コバルト添加培養することにより、菌体内から高比活性酵素を得ることができる。本酵素は、酸性アミノ酸特異的なアミノペプチダーゼである。 |
キーワード | 麹菌、ゲノム情報、ポストゲノム、ペプチダーゼ |
背景・ねらい | 我が国の醸造食品製造に使用される麹菌は、醸造産業や酵素産業への利用が先行し、生物学的な解明が要望されていた中、2005年にゲノム情報が解明された(http://www.bio.nite.go.jp/dogan/MicroTop?GENOME_ID=ao)。醸造産業や酵素産業上重要な新規代謝関連酵素が多数見いだされ、ゲノム情報から麹菌が100種類以上の新規なタンパク質分解酵素遺伝子を保有していることが明らかになった。これらの新規酵素あるいは酵素高生産麹菌株の活用により、醸造食品の製造工程短縮化や、新規ペプチドの効率的生産技術の開発等が期待される。そこで、新規タンパク質分解酵素のうち、基質特異性の高いアミノペプチダーゼ(ペプチドのアミノ末端からアミノ酸を一つずつ遊離する酵素)に着目し、その高生産と精製、機能解明を行う。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 加工 効率的生産技術 |