| タイトル |
畜産環境試料からのクレブシエラ属細菌検出用選択培地BIND |
| 担当機関 |
草地試験場 |
| 研究期間 |
1999~1999 |
| 研究担当者 |
大友 量
斎藤雅典
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
クレブシエラ(Klebsiella)属細菌による乳房炎は深刻な乳牛の疾患の一つである。そこで、敷料、堆肥等の畜産環境試料からクレブシエラ属細菌を簡便かつ選択的に検出するための選択培地を開発する。
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| 背景・ねらい |
乳房炎は酪農経営上重要な乳牛の疾患の一つであり、中でもクレブシエラ(Klebsiella)属細菌による乳房炎は深刻である。しかし、種々雑多な菌を含む牛ふん尿や牛舎敷料などの畜産環境試料からクレブシエラ属細菌を簡便かつ選択的に検出・定量する方法は現在までに確立されていない。そこで新たにクレブシエラ属細菌検出用の選択培地の開発を行う。
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| 成果の内容・特徴 |
- 新規合成培地BINDは、イノシトールおよび硝酸ナトリウムをそれぞれ単一の炭素源・窒素源として用い、デオキシコール酸及びブリリアントグリーンを夾雑菌の増殖抑制剤として用いている(表1)。
- 本培地を作成する際には硫酸マグネシウム、デオキシコール酸、ブリリアントグリーン及び寒天を除いた培地成分を20倍の濃厚液として準備する(20x BIND濃厚液)。硫酸マグネシウム、デオキシコール酸、ブリリアントグリーンはそれぞれ別々に濃厚液を作成し、培地調製時に添加する。これらはすべて濾過滅菌しておく。BIND培地は生育抑制が強いので、30゜C、2晩(42時間)以上の培養を行う。
- 本培地によって、従来の選択培地では困難であった、牛舎敷料からのクレブシエラ属細菌の分離が容易に行える(図1)。クレブシエラ属細菌は本培地上で白色~淡青色で盛り上がった形状のコロニーを形成する。バックグラウンドに痕跡程度の小さいコロニーあるいは透明で平たい形状のコロニーが形成されることがあるが、これらの菌は、いずれもクレブシエラ属ではなく、容易に判別できる。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 本培地はクレブシエラ属細菌全般用の簡易分離同定に適しており、本菌による乳房炎の予防対策に活用できる。
- 20x BIND濃厚液は長期保管すると黄色を帯びることがあるが、これによる品質の劣化はこれまでのところ認められていない。また低温で保管すると結晶状の沈殿を生ずるが、このときは穏やかに加熱し完全に溶解させてから使用する。
- 敷料・堆肥等の菌数計数の場合は、ワーリングブレンダー等を用い試料と希釈液をよく混合し、その後、常法に従って希釈し、希釈液を平板へ塗抹する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
経営管理
乳牛
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