地下角形サイロ用混合サイレージ調製技術

タイトル 地下角形サイロ用混合サイレージ調製技術
担当機関 草地試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 喜田環樹
市戸万丈
松尾守展
天羽弘一
発行年度 2000
要約 予乾作業を省略して直接細断収穫した生牧草に対し、連続的に乾物配合飼料を添加し、2軸反転スクリュで混合攪拌して地下角形サイロに詰め込み混合サイレージ調製する作業方式である。開発した装置は、十分な処理能力と省力性および、電動機駆動による省エネルギ性・静粛性を持ち、高品質サイレージ調製を行うことができる。
背景・ねらい
現在の牧草サイレージ調製は一日程度の圃場予乾が必要で、天候により収穫作業が制約される。そこで圃場予乾作業を省略して生牧草を直接細断収穫し、乾物配合飼料を添加してサイレージ調製(以下混合サイレージと略記)する技術が求められている。そこで省力・効率的な混合サイレージ調製機構を開発し、一連の調製作業の同日処理、予乾ロスの低減、高水分材料のサイレージ発酵品質の改善等を検討する。 
成果の内容・特徴
  1. 地下角形サイロを対象に、フォレージワゴンから排出される生牧草を高精度・高能率で混合サイレージ調製する角形サイロ用混合サイレージ調製装置である(図1)。本装置は①ワゴンから排出される草の流量を計測し、配合飼料を添加するコンベア部、②混合材料を攪拌混合し地下角形サイロに排出する2軸スクリュ部、③排出口下に配置された均平化機構、から構成される。草流量計測は超音波距離センサを用い、コンベア上を流れる草量をリアルタイム計測し、配合飼料添加機構を制御する。動力は全て電動機を用いる。
  2. 高水分生牧草を供試し、粉状配合飼料を添加し地下角形サイロに詰め込み、混合サイレージ調製を行う(表1)。材料草が平均流量を超えて投入されても詰まり等の問題は生じず、20~30t/hの処理能力がある。フォレージワゴン1台あたりの排出処理時間は約8分で、ワゴンの排出量に見合った処理能力がある。平均消費電力は1.7kW程度で、騒音・粉塵等の程度も、フォレージブローワによる従来の作業時に比して改善されている。
  3. 発酵品質の分析の結果、配合飼料添加の効果がみられ、特に1番草において品質改善効果が顕著である(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 飼料調製作業の効率化、高品質混合サイレージ調製技術として利用可能である。
  2. 対象サイロは地下角形サイロに限定される。実際の配合飼料の混合比は、設定混合比を下回っており、材料水分較正精度の改良が必要である。

カテゴリ 省エネ・低コスト化

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